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キヤノン、「EOS 5D Mark II」のマニュアル動画対応ファームウェアを公開

〜「周辺光量補正」などの機能向上・修正も実施

EOS 5D Mark II

 キヤノンは2日、デジタル一眼レフカメラ「EOS 5D Mark II」の最新ファームウェアを公開した。バージョン番号は1.1.0。ウェブサイトから無償でダウンロードできる。新ファームウェアについては、5月27日に6月上旬の公開を予告していた。

 Ver.1.1.0では、既報の通り、動画のマニュアル撮影に対応したほか、機能向上および修正なども行なった。

マニュアル動画機能

 動画のマニュアル撮影では、シャッター速度、絞り値、ISO感度を任意に設定可能になった。マニュアルで撮影するにはあらかじめ、[LV機能設定]を[静止画+動画]に、[画面表示設定]を[動画用]に設定しておく。

 モードダイヤルをM(マニュアル)ポジションにし、ライブビュー撮影ボタンを押す。その状態で、メイン電子ダイヤルを回すとシャッター速度を、サブ電子ダイヤルを回すと絞り値が変更できる。また、ISOボタンを押してから、メイン電子ダイヤルを回すことでISO感度を設定できる。その後、AFまたはMFでピントを合わせ、SETボタンを押すと動画の記録を開始する。

 感度の設定範囲はISO100〜6400およびH1(ISO12800相当)。ISO感度は[AUTO]にも設定可能で、その場合ISO100〜6400で自動設定される。なお、「高輝度側・階調優先」を[する]に設定した場合の設定範囲は、ISO200〜6400となる。H1を利用するためには、カスタムファンクションで「ISO感度拡張」を[する]に設定する必要がある。シャッター速度の設定可能範囲は、1/30〜1/4,000秒となっている。

マニュアル設定で動画を記録しているところ(1/30秒、F2.8、ISO100) 同じく、1/160秒、F22、ISOH1(ISO12800相当)で動画記録中の液晶モニター表示

 動画の記録中にもシャッター速度、絞り値、ISO感度は変更できる。カスタムファンクションの設定により、露出設定ステップは1/3段か1/2段が、ISO感度ステップは1/3段か1段が選択できる。なお、ISO感度を[AUTO]または、動画撮影時にISO感度や絞り値の変更を行なった場合、オートホワイトバランスに設定しているとホワイトバランスが変化することがある。

 同社では、動画撮影中に絞り値を変更した場合、絞り駆動の露出変化が記録されるためおすすめできないとしている。また動きのある被写体の場合、被写体の動きを滑らかに再現するため1/30〜1/125秒程度のシャッター速度での撮影を勧めている。動画のマニュアル撮影時に、静止画を撮影した場合の静止画の露出は、動画撮影用に設定したパラメーターでの撮影となる。

 撮影した動画を[撮影情報表示]で再生した場合、撮影モード、シャッター速度、絞り値は表示されない、ただし、画像情報(Exif)には撮影開始時点の設定値が記録される。

 なお、カメラ同梱の「EOS Utility」でも、動画のマニュアル撮影が可能。この場合、動画撮影中にEOS Utilityの画面からISO感度、シャッター速度、絞り値は変更できない。

機能向上および修正

  • 画像の再生時やメニュー画面の表示時に、カメラの絞り込みボタンを誤って押下すると画面が消えるため、画像の再生時やメニュー画面の表示時に絞り込みボタンの機能を受け付けないようにした。
  • レンズの[周辺光量補正]を[する]にセットした画像で、レンズや撮影の条件によって周辺光量が正しく補正されない現象を修正した。
  • [高輝度側・階調優先]を[する]にしたときのオートライティングオプティマイザのアルゴリズムを修正した。
  • バッテリーを1本しか装填していないバッテリーグリップ「BG-E6」を装着した場合、電池を装填していない方の[バッテリー情報]を従来の[通信できません]から、何も表示しないようにした。
  • メニュー画面で、アラビア語、ルーマニア語、スペイン語、ウクライナ語の誤表示を修正した。

 EOS 5D Mark IIは、同社が2008年11月に発売した35mmフルサイズの撮像素子を搭載したデジタル一眼レフカメラ。1,980×1,080ピクセル、30fpsのフルHD動画撮影機能を搭載する。画素数は有効2,110万画素。液晶モニターは約92万ドットの3型TFT。ボディのみの実勢価格は28万6,600円前後。



(本誌:武石修)

2009/6/2 13:52


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