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1億画素カメラと業務用ドローンによる航空写真プラットフォームが発表

ハッセルブラッドとDJI 風景写真、地図作成、測量などに

ハッセルブラッドとDJIは4月25日、業務用途向け大型ドローン「Matrice 600」(M600)と、1億画素のCMOSセンサー(53.4×40mm)を搭載する中判デジタルカメラ「H6D-100c」を組み合わせた航空写真プラットフォームを発表した。2017年第3四半期の発売を予定しており、価格は後日発表するとしている。

従来より行なわれてきた空撮による風景写真撮影に加えて、地図作成や測量といった用途での活用を見込む。

M600は、15.1kgまで積載して飛行できるドローン。6個までのバッテリーを装着可能で、無積載時最大40分、5.5kgの機材を積載した状態で最大18分のホバリングが可能。速度制御コントローラと防塵推進機構を標準装備するほか、本セットでは追加キットとして用意している衛星測位システム(GNSS)と慣性計測装置(IMU)も同梱する。

最高飛行速度は18m/秒。最大伝送距離は3,500m。最大高度は2,500m。

約3.5kmまでの映像伝送が可能な伝送システムとして「Lightbridge 2」を採用するほか、3軸ジンバル「RONIN-MX」もセットに含まれる。

H6D-100cは、4K動画記録や内蔵WiFi、CFastとSDカードのデュアルスロット、タッチパネル式背面スクリーン、USB 3.0 Type-Cコネクターなどを装備。感度はISO64〜12800の範囲で設定可能。レンズシャッター式のHシステムレンズに対応する。

本セットに含まれる製品個別の実勢価格(税別)は、M600が56万円前後、H6D-100cが408万円前後、Lightbridge 2が11万円前後、RONIN-MXが19万円前後。

関根慎一