ニュース
ニコン、同社最広角のPCレンズ「PC NIKKOR 19mm f/4E ED」
"PCレボルビング"機構を新搭載
2016年10月19日 13:27
ニコンは一眼レフ用レンズ「PC NIKKOR 19mm f/4E ED」を10月28日に発売する。希望小売価格は税込44万2,800円。
シフト、ティルト、レボルビング(回転)機構を備える超広角レンズ。建築写真家にとって使用頻度が高く、他社がラインナップしている17mmほどインテリア撮影時にパースペクティブが強すぎないとの理由で、19mmの焦点距離が選択された。現行PC-Eレンズの最広角は24mmだった。
フォーカシングはマニュアル。電磁絞りを採用するEタイプレンズのため、カメラボディ側の対応を確認したい。また、機種によってはレンズ鏡筒とペンタ部の干渉で使用に制限が出るものがある。本稿執筆時点で本レンズに一切の使用制限がないボディは、D5、D4シリーズ、D3シリーズ、D810シリーズ(D800シリーズは制限あり)、D500、Df。
シフトとティルトの作動方向を平行から直交まで設定できる「PCレボルビング機構」を、PCニッコールとして初搭載。45度にクリックを設けている。
アオリ機構はシフト量±12mm、ティルト量±7.5度。レボルビング機構は左右90度(30度ごとクリック)。スムーズな操作のため、従来あったシフトノブのロック機構は省略した。
レンズ構成は13群17枚。最短撮影距離は0.25m。絞り羽根は9枚。レンズ最前面には汚れを拭き取りやすいフッ素コートを施している。
最大径×長さは約89×124mm。重量は約885g。