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写真データを100年保存可能。ブルーレイディスクってそんなに凄いの!?
光の魔術師・イルコさんが数年ぶりに光学ドライブでのバックアップを体験
提供:パイオニア
2022/07/29
光学ドライブが搭載されないPCは少なくありません。光ディスクをしばらく使っていない人も多いと思います。しかし、可読性を考えれば、バックアップのメディアとしてまだまだ有用な存在です。ドライブさえあれば読めるというのも大きなメリットです。実際にメディアに凹凸を刻んで記録するM-DISCの利用は、選択肢の一つになるのではないでしょうか。
ちょっと大容量データを知り合いに渡す用途であれば、インターネットを使ったデータ送信やUSBメモリーでも十分です。ただし、それらは受け取った相手がすぐに自分のPCにコピーして使うことが前提です。
バックアップ用途であれば、容量単価がリーズナブルになっているハードディスクやクラウドを使うのが一般的でしょう。しかし、前者はいつかは壊れるものですし、後者は継続的な利用料が必要なうえ、インターネット環境が必要です。
一方で比較的リーズナブルな光ディスクは、記録媒体が記録再生機器と別であること、利用料も不要なことに加え、可搬性に優れて誰でも利用できるメリットがあります。しかし、従来のCD-RやDVD-Rなど書き込み可能な光ディスクの耐久性もけっして絶対的でないのも事実です。BD-Rは比較的耐久性が高く作られており、より耐久性を高められた光ディスクで50年と謳っているモデルがあります。
光ディスクも進化していた。M-DISCは100年以上保存が可能に
一般的なCD-R/DVD-Rは、メディアに塗布されている有機色素をレーザーの熱で変形させることで記録していきます。これに対して、M-DISCは記録層が金属系の素材で、レーザーで物理的な凹凸を作り記録していきます。従来の光ディスクがいわば「焼く」だったのに対して、M-DISCは「刻む」ことで記録しているのです。有機色素に比べ、安定した物質に物理的に記録することで、保存期間を飛躍的に伸ばしています。
M-DISCに記録するには対応するドライブが必要です。M-DISCはDVD(4.7GB)とBD-RはSL(25GB)、DL(50GB)、TL(100GB)があります。ただし、これはあくまでも記録するときの話。書き込んでしまえば、M-DISCであっても、通常の一般的なドライブで問題なく読み込めます。
もちろん、M-DISCだからといって、特別なライティングソフトは必要ありません。ドライブが書き込みに対応していれば記録できます。現在もPC用ドライブのリーディングカンパニーとして新モデルを開発するだけでなく、国際標準化に大きく貢献しているのもパイオニアです。全世界で安心して光ディスクを使用できるのもパイオニアのおかげと言っても過言ではないでしょう。
大事な写真データの長期バックアップに最適な光学ドライブとディスクの組み合わせはこちら光の魔術師・イルコさんがPC用ドライブとM-DISCを試してみる
ファッション、ポートレート写真、美容室撮影、ウェディングフォトを中心撮影、YouTubeでも人気のイルコ・アレクサンドロフさんにM-DISCに対応したパイオニアの外付けBDドライブ「BDR-X13J-S」と「BDR-XS07JL」を実際に使ってもらい話を聞きました。
――写真のバックアップとして光ディスクは使いますか? M-DISCはご存じでしたか?
正直、光ディスクはしばらく使っていませんでした。なので、今回初めてM-DISCの存在を知りました。外付け用ドライブとM-DISCを事前にお借りして久しぶりに試しましたが、「アリ」だと思います。SSDやHDDにはない100年保存という安心感に惹かれ、M-DISCに大切なデータを入れておきたいと考えています。友人たちにも話をしたら興味津々でした(笑)。
――バックアップの流れはどうしていますか?
クライアントによってはインターネット利用環境によって光ディスクで欲しいと言われることがありますが、基本的にはデータの受け渡しはクラウド経由がメインですね。
基本的にはどこかへ出張して撮影していることが多いです。一週間くらい青森や沖縄へ行ったり。だいたい撮影後にホテルへ戻ったら、データをバックアップします。撮影したデータはPCや外付けSSDにコピー、さらにインターネット環境が良くて時間もあればクラウドにも保存します。できるだけ物理とインターネットの両方に保存するようにしています。
――外出先でもバックアップは念入りにということですね
以前、バックアップを取っていなくて失敗した苦い経験があるのです。撮影した大切な写真や動画を集めて保存していた外付けHDDを壊してしまいました。クラウドや別のドライブに保存していたデータはそこから、人に渡していたデータも協力してもらい送ってもらうなどしましたが、100%は戻せませんでした。バックアップの重要性を本当に実感しました。やりすぎてもいいくらいです。
――普段のバックアップは?
クラウドとPCのSSD、あとは外付けSSDやHDDです。日付単位でフォルダ分けして保存しています。数年前の写真を取り出したいこともあります。整理していないと写真は見つけられませんから。
――これまでのバックアップスタイルに光ディスクが入る余地は?
HDDは壊れた経験があるので、ちょっと苦手です。揺れにも弱いですし、いつまでも使えるわけではありません。SSDにしても耐用年数はあります。使わず保管しておいて、いつまでも読めるものではありません。HDDもSSDもいくつか使っていますが、やはり不安が残ります。
クラウドは利用者が限られてしまいます。自分が使うぶんには便利ですが、何かあった時の人がデータを引き出すのは難しいですよね。誰かに渡せるようになっていたほうがいいデータもあります。死んだ後に光ディスクで残っていれば、また誰かに見てもらえる可能性があります。長期間保存できて、誰でも気軽にデータを取り出せるM-DISCには、ほかの記録媒体にはない魅力があります。
――具体的にどんな用途を考えていますか
今回使用した外付けのドライブなら簡単なので手間もかかりませんが、書き込みの時間を考えるとすべての写真を……というわけにはいかないので、ある程度は限定的になると思います。光ディスクでも日付単位で分けられるので、まずはよく使う大切な写真をバックアップします。普段はRAW+JPEGで撮影していますが、完成したJPEGの写真はしっかり残しておきたいです。
プロジェクト単位のデータもまとめて保存しようと思いました。書籍を作った際のデータも50GBほどあります。今後に再利用することもあるでしょうから、M-DISC1枚にまとめて残しておくメリットがあります。また、人に見せるため用の写真を集めたポートフォリオ的な1枚も作りたいですね。ドライブさえあれば読めるのですから、誰かに見てもらう用途にも向くと思います。
完成した写真はもちろん、人に見せる用途にもM-DISCを使いたいという。
モデル(写真左):さくら、(写真右):美㘴香菜子
Macユーザーなら「Roxio Toast 20 Pro」で
写真データをバックアップ
今回イルコさんが試用したBDR-X13J-Sには、「PowerDirector 16」などのWindows用ソフトが多数バンドルされている。
一方macOSの場合は、標準のOS環境だけでも簡単にM-DISCにバックアップが取れるが、直感的な操作が特徴の「Roxio Toast 20 Pro」が推奨ソフトとして挙げられる(別売)。Macの世界では伝統あるライティングソフトなので、名前を聞いたことがある読者も多いことだろう。M1搭載Macはもちろん、最新のmacOS Montereyにも対応している。
特徴はとにかくシンプルなところ。基本的にはバックアップしたい写真データをドラッグ&ドロップして、あとは書き込みボタンを押すだけ。これで写真データをM-DISCに記録してくれる。
写真のバックアップに光学ドライブを検討してみては
光ディスクの利用用途は変化しています。たしかに、データのやり取りであればインターネットを使えば十分なのも事実です。その場合は光ディスクの役割は大きくありません。
イルコさんのインタビューでも分かるように、HDDやSSDなどでは長期保存には向いているとは言えません。従来のCDやDVDであっても、メディアや保管状況によって数年で読めなくなるケースがあったのも事実です。しかし、耐久性にすぐれたM-DISCであれば、バックアップ用として新しい選択肢になるのではないでしょうか。
M-DISCは、業務用途としてデータのアーカイブなどに使われています。一般ユーザーであっても、写真や動画などを、数十年後に振り替えるためにM-DISCへ記録するといった使い方にも適していると言えるでしょう。
お持ちのPCが光学ドライブを搭載していないモデルなら、これからのバックアップに向けて光学ドライブを追加してはいかがでしょうか。その場合には、M-DISC対応モデルをオススメします。また、光学ドライブ開発製造のリーディングカンパニーとして、多くのユーザーから信頼されているパイオニアならば、より安心感を得られるはずです。大切な写真データを失う悲劇を避けるためにも、ぜひ検討してみてください。