上長瀞駅〜親鼻駅間に位置する荒川橋りょうは、秩父鉄道を代表する撮影地。私鉄では今や貴重な存在となった貨物列車をシルエットにして撮影しました。こういう撮影では、列車の足回りまでしっかりと影絵になっていることが大切。鉄橋の撮影では、どうしても鉄橋下から見上げたくなりますが、それだと列車の車輪が鉄橋と同化してしまい美しいシルエットになりません。ここではあえて鉄橋から離れて望遠レンズで狙うことで、車両の隅々まで精緻に影絵にすることができました。シルエット撮影は列車の色や質感を表現できませんが、影絵にすることで、かえってフォルムの美しさが強調されるから不思議ですね
ソニーα7R III/FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS/マニュアル露出(146mm相当・F9・1/1,000秒)/ISO 200/WB:日陰 [Google Maps]