図3(a):ここに示すように有効Fナンバーはレンズから像までの距離をレンズの有効径Dで割った値と考えられる。黒線は無限遠に被写体がある場合で、有効Fナンバーは焦点距離f’を有効径Dで割ったものだが、赤で示した近接撮影の場合は、像までの距離(f’+Z’)をDで割ったものになる。撮像面に入射する円錐形の光線の頂角に相当すると考えてもよい。角度が大きいほど像が明るくなるということだ。<br><br>図3(b):内焦式のフォーカシングでは、レンズと撮像面の相対位置は動かさずに、レンズの合成焦点距離を短くしてピントを合わせる。従って近距離でも有効Fナンバーが暗くなることはない。

図3(a):ここに示すように有効Fナンバーはレンズから像までの距離をレンズの有効径Dで割った値と考えられる。黒線は無限遠に被写体がある場合で、有効Fナンバーは焦点距離f’を有効径Dで割ったものだが、赤で示した近接撮影の場合は、像までの距離(f’+Z’)をDで割ったものになる。撮像面に入射する円錐形の光線の頂角に相当すると考えてもよい。角度が大きいほど像が明るくなるということだ。

図3(b):内焦式のフォーカシングでは、レンズと撮像面の相対位置は動かさずに、レンズの合成焦点距離を短くしてピントを合わせる。従って近距離でも有効Fナンバーが暗くなることはない。