Leofoto FIELD REPORT 三脚のある美しい写真
鮮烈な赤の防水三脚と精密にフレーミングできるギア雲台
清家道子さんが風景写真の構図を追い込むために愛用する「LA-324C+G4」
- 提供:
- 株式会社ワイドトレード
2024年11月20日 07:00
九州を拠点に風景写真を撮影している写真家の清家道子さん。カラーコーディネーターとしての知見に基づく、緻密な画面構成から生み出される写真が持ち味だ。精密なフレーミングを行うために清家さんが愛用しているのがレオフォトの「LA-324C+G4」だ。その魅力を解き明かしてもらった。
※本企画は『デジタルカメラマガジン2024年12月号』より転載・加筆したものです。
防水三脚とギア雲台で風景の構図を追い込む
星景の撮影はもちろん、朝焼けや夕焼け、渓流など自然風景の撮影には三脚が欠かせない。私の場合、三脚の使用率は9割近くに及ぶ。三脚を持ち歩くことを苦に感じる人や、セッティングを面倒に感じる人もいるかもしれない。
だが、せっかく出合った美しい風景もピントのわずかなズレや手ブレ、構図の甘さなど、ちょっとしたことで台なしになってしまう。帰宅してから後悔するより、現場で三脚を使ってピントや構図を追い込むことをおすすめしたい。
ここぞという風景に出合い、一番良い時間帯を待つときなど、三脚がなければ撮影のたびに構図を確認しなければならず、効率が悪くなってしまう。結果的に構図が甘い写真になりがちだ。しっかりと三脚を使っていれば構図を決めて後は待つだけなので、結果的に撮影も楽になる。
そんな三脚ヘビーユーザーの私が愛用しているレオフォト三脚は、真っ赤なカラーリングが特徴的なアテナシリーズのLA-324Cだ。個性的なその色も魅力的だが、特徴はルックスだけではない。接合部に水が進入しにくい防水構造になっていて、水辺での撮影や雨や雪の中でも安心して撮影可能だ。
ロック部分はぬれた状態でも操作しやすいように波型の滑り止めマットが備わっていて、どんな状況でも素早く伸縮できる。縮長は50cm以下と持ち運びがしやすく、私のようにあまり身長が高くない人にもぴったりのサイズだ。
組み合わせる雲台は、私の撮影スタイルを変えたギア雲台G4だ。風景写真家は「構図を追い込む」という言葉をよく使うが、これは、より正確に微調整して完璧な構図を目指すという意味だ。水平や垂直の調整はもちろん、四隅に余計なものが入っていないか、被写体の配置バランスが悪くないかなどを、ファインダーや背面モニターで確認しながら調整していく。
自由雲台で構図を微調整する場合、ロックを解除するたびにそれらが意図せずずれてしまうことがあるが、G4はアングルをキープしつつ、ノブを回すことで、上下と左右方向のチルト調整が行える。アルカスイス互換なので、カメラにL型プレートを装着すれば構図の軸をぶらさず、縦構図へのスムーズな移行も可能だ。
一度使うと、安定感と精密な動きに魅了されるレオフォトの三脚とギア雲台のG4。ぜひこの満足感を皆さんにも撮影現場で体験してもらいたい。