Leofoto FIELD REPORT 三脚のある美しい写真
雨天にも逆光にも心強い風景向け多機能三脚
風景撮影に役立つ装備が詰まった安念余志子さん愛用の「LS-284CTK+LH-36TK+UC-05+AM-5TK」
- 提供:
- 株式会社ワイドトレード
2024年9月20日 07:00
富山県でスタジオを営みながら自然風景を撮影している安念余志子さん。新たな三脚として導入したのが、写真家仲間の辰野清さんがプロデュースした「LS-284CTK+LH-36TK+UC-05+AM-5TK」だ。風景撮影のフィールドで役立つ機能が満載された三脚の魅力をレポートしてもらった。
※本企画は『デジタルカメラマガジン2024年10月号』より転載・加筆したものです。
アンブレラホルダーが雨天や光芒撮影をサポート
手持ち撮影が多い私だが、光量が少ない朝夕の時間帯や、滝や渓流などの撮影でスローシャッターを使いたいときは、しっかりとカメラを固定できる雲台と三脚が必要不可欠だ。私が三脚を選ぶ条件は、女性でも持ち歩ける軽さで、かつ機材がぐらつかないしっかりとしたつくりであることだ。いくら堅牢な三脚でも持ち歩くのをためらう重さでは困る。
その点で、レオフォトのLS-284CTKとLH-36TKの組み合わせは見た目よりも軽く、かつ水中で流れを受けてもぐらつかないほど丈夫で、両方のニーズを満たしてくれる。
このTKモデルは、写真家仲間の辰野清さんがプロデュースした三脚で、風景写真の撮影で使いやすいように通常モデルからカスタマイズが施されている。中でも特徴的なのが、傘を三脚に取り付けられるアンブレラホルダーキットUC-05+AM-5TKが付属していることだ。
持ち手を取り外せるタイプの傘や折り畳み傘を付属のホルダーに装着して利用できる。過去にも三脚に挟んで取り付けるタイプの傘ホルダーはいろいろ購入して試したが、どれもグラグラして固定できず使いものにならなかった。
その点、このアンブレラホルダーは頑強で安定している。雨天はもちろん、黒い傘を利用すれば強い逆光での光芒撮影などで必要になるハレ切り用途としても使えるなど幅広く活用できる。
三脚の特徴はアンブレラホルダーキットにとどまらない。例えば、三脚本体には六角レンチが収納されていて、アクセサリーの装着をいつでもスムーズに行えるように配慮されている。
自由雲台のLH-36TKは手袋を使っていても操作しやすいように通常モデルよりノブが大型化され、滑りにくいようにシリコンカバーも装備。細やかなカスタマイズがスムーズな撮影をサポートしてくれる。
ちなみにこの三脚との併用におすすめなのが、ミニ三脚のMT-04+LH-30だ。テーブルフォトにも便利な三脚だが、私の使用目的は立山のチングルマの綿毛やレンゲショウマのように丈の低い草花の撮影になる。今までは腰をかがめたり、寝転がったりと無理な姿勢で撮影をしていたが、この三脚を使ってカメラのチルト式モニターを使えば、楽にローアングル撮影ができる。
脚部も雲台もしっかりしていて、脚を広げるとさまざまな角度の撮影も可能。山歩きなどで大きな三脚を持ち歩きたくないとき、バッグのポケットに入れておくのにもちょうど良い。