Leofoto FIELD REPORT 三脚のある美しい写真
飛行機・動物写真家がカーウインドーホルダーの可能性に迫る
岡本豊さんと井上浩輝さんの2人が語る「WN-03+BV-15」の魅力
2023年2月22日 12:00
カメラを固定して被写体が訪れるまで長時間粘りたいシーンがある。例えば極寒の中、三脚を立てて何時間も待っていると、撮影チャンスが来る前に体力や集中力が奪われてしまう。車のドアにカメラを固定できるようになるレオフォトのカーウインドーホルダー「WN-03」は、その問題を解決できるアイテムの1つ。
今回は北海道をフィールドに、飛行機写真家の岡本豊さんとキタキツネのいる風景を追いかける井上浩輝さんに、その魅力をレポートしてもらった。
※本企画は『デジタルカメラマガジン2023年3月号』より転載・加筆したものです。
風雪をしのぎつつ輝く飛行機の雄姿を追う(岡本豊)
ボーイング787に魅了され航空写真家として活動中。航空会社の公式撮影、EOS学園や大学講師として登壇、フォトコン審査員など幅広く担当している。EOS学園講師、日本大学藝術学部非常勤講師
WN-03を手に、極寒の新千歳空港へ遠征した。車内のドア部分に装着し、BV-15雲台と組み合わせると、車内で三脚を設置したことと同じになる。連日外気温-10度以下が続く中、体力を温存しつつ飛行機を待てる。カメラ本体は車外になるため、気温の変化によるくもりなども気にならない。
天候や飛行機の位置を調べるときは両手をフリーにして、スマホを操作できる点も便利だ。撮影地には、熊の目撃情報の案内板があった。冬眠の時期だったが、車中から撮影できるのは安心感がある。次に狙いたいのがボーイング787と雷のコラボ。WN-03となら車内で自分の身を守りながら撮影できそうで、夏シーズンも楽しみだ。
気配を消して捉える冬毛のキタキツネたち(井上浩輝)
キタキツネがいる美しい風景を追いかけた「きつねたちのいるところ」を撮影、発表している。広告写真のほかにTVCMなどの撮影にも取り組んでいる。αアカデミー講師、早稲田大学基幹理工学部非常勤講師
雪原を行く孤高のキタキツネの姿をぽつんと捉えるカットは僕の大好物だ。足跡を頼りに彼らの姿を探し、「この雪原で撮りたい」と思えるような素敵な雪原と足跡をセットで見つけたら、あとは待つだけ。行き当たりばったりで記録写真を撮るくらいなら、空振りになっても、この背景で撮りたいと決めた極上の構図を狙いたい。
そこで問題になるのが待ち時間の寒さ。それを解決してくれたのがWN-03だった。キツネたちに警戒されにくくなるメリットもある。さらに動画を撮影するときに欠かせないビデオ雲台BV-15も運用可能だ。レンズの前玉が車内から遠くなるので車内から漏れる暖気と外気の気温差による陽炎も防げる。
車内で粘って最高の瞬間を狙えるシステム
WN-03はカーウインドーに装着してカメラを固定できるアイテム。超望遠レンズを装着したカメラも搭載可能だ。BV-15は滑らかなチルトやパン動作ができるビデオ雲台で、動作のテンションも調整できる。
CP+2023でもクロストーク
CP+2023の会場にて岡本豊さん、井上浩輝さんが「787×キタキツネ」と題してレオフォト製品についてのクロストークを行います。ぜひご参加ください。
・日時:2月24日(金)15時40分~
・会場:CP+2023会場内 出展社プレゼンテーションステージB
制作協力:株式会社ワイドトレード