デジカメアイテム丼
ドンケ「F-2ブルデニムサドルタン」
定番バッグの限定モデル。しなやかな生地が特徴
Reported by 本誌:武石修(2014/4/11 12:19)
約30年間ほとんど変わっていない、ドンケの定番カメラバッグ「F-2」。その限定モデルが2月に銀一から発売された。生地の違いで「ワックスウェア ブラック」、「ワックスウェア オリーブ」、「ブルデニムサドルタン」の3種類が加わっている。
今回は、これまでのF-2の素材と異なる「ブルデニムサドルタン」を採り上げる。
レギュラーモデルのF-2はコットン製で、素朴な風合いが気に入っているというファンも多いだろう。今回のブルデニムサドルタンはその名の通り、デニム生地を使っているのがこれまでのF-2との大きな違いになる。
コットンは平織りで比較的コシがあるのに対して、デニムは綾織りでしなやかな生地という違いがある。ブルデニムサドルタンも、コットン製のドンケバッグとは異なり、新品時でもかなり生地が滑らかだ。そのため、メインフラップや両サイドのポケットのフラップの開け閉めがよりしやすい印象だ。
ドンケのバッグを使ったことのある方ならおわかり頂けると思うが、コットンはややざらざらした風合いだ。対してブルデニムサドルタンは、生地の肌触りがとても滑らかなのも筆者は気に入った。
試しに生地を引っ張ってみたが、伸びるほどヤワな生地ではないので安心だ。
色も従来のF-2には無いものだ。サドルタンというのが色名で、これは“伝統的な鞍の色”という意味だそうだ。まさにアースカラーと呼ぶのがぴったりなほんの少しグリーンがかったベージュである。オリーブというほど濃い色ではなく、どちらかと言えば自然や街中で目立ちにくい色だと思う。
さらにうれしいことに、銀一によるとインディゴデニムと同様に、使い込んだ時の風合いも楽しむ事ができるという。しかしながら色落ちはほとんどなく、衣類には優しいとのことだ。
当然だが、素材や色以外は従来のF-2と同じ。フック式のフラップロック、田の字型のコンパートメント(仕切りは動かせる)、両サイドの大きなポケット、滑り止めのゴムを縫い込んだ幅広のストラップなど、ドンケ特有の特徴を備えている。
F-2のオリジナルは銀塩カメラ時代のものだが、デジタル一眼レフカメラなら中級機のボディ2台とレンズ3~4本は入るだろう。ミラーレスカメラユーザーにはいささか大きいかもしれないが、例えば着替えなども入ると考えると、一泊分の荷物+ミラーレスカメラ一式を収めるのも良いかもしれない。
今回の新製品は数量限定で、なくなり次第販売終了となるので気になる方は早めにチェックしてみてはいかがだろうか。