- ボディ:キヤノンEOS 60D
- レンズ:ニコン AF-S DX NIKKOR 35mm F1.8 G
- マウントアダプター:Rayqual NFG-EOS
- ストラップ:Benlly's & Job アーミーカメラストラップ・プラス
昨今、付加機能付きマウントアダプターがちょっとしたトレンドだ。ミラーレス機向けのマウントアダプターは厚みがある。その厚みを活かし、絞り機能やティルトシフト機能を組み込んだ製品が増えている。特に絞り機能付きマウントアダプターは種類が多く、ニコンGやペンタックスDAなど、絞りリングのない現行AFレンズが、他社製ボディで使えるようになった。こうした動きはミラーレス機にとどまらず、EOS用マウントアダプターにも波及している。今回はRayqualの新製品、NFG-EOSを取り上げてみよう。
NFG-EOSはニコンGレンズをEOSボディで使うためのマウントアダプターだ。絞り制御機能を搭載しており、絞りリングのないニコンGレンズを実絞りで使用できる。この手の製品はノボフレックス(近代インターナショナル取り扱い)から発売されているが、ノボフレックス製がマウントアダプター側の絞りレバーで絞り制御するのに対し、Rayqual製はレンズ自体を回すという新発想を取り入れている。ニコンGレンズの背面には自動絞りレバーが飛び出しており、これをマウントアダプターで押さえ、レンズ自体を回して絞りを開閉する仕組みだ。マウントアダプターの側面には絞り用の目盛りがあり、開放、中間絞り、最小絞りの目安がわかるようになっている。正確な絞り値までは把握できないが、カメラを絞り優先AEにしてシャッタースピードをチェックすれば、1段、2段といった絞りの変化は確認できるだろう。
ドレスアップ面はミリタリーテイストのワイドストラップを合わせてみた。Benlly's & Jobのアーミーカメラストラップ・プラスは、ミリタリーショルダーベルトをカメラ用ストラップにリメイクしたものだ。従来二重リング用が発売されていたが、新たにデジタル一眼レフ向けのテープタイプがラインナップに加わった。取り付け部の金具をレザーで覆っているため、カメラを傷つける心配がない。外観と実用性のバランスに長けたストラップだ。
Benlly's & Jobのアーミーカメラストラップ・プラスは4,725円。デッドストック品のリメイクなので、生産数に限りがある | 取り付け部はナイロンテープを採用している。デジタル一眼レフと組み合わせやすいスタイルだ |
今回のセットアップは、キヤノンAPS-CボディにニコンDXフォーマットのレンズを組み合わせている。オリジナルボディ(ニコン製デジタル一眼レフ)では35mm×1.5倍で35mm判換算52.5mm相当となるが、キヤノンAPS-C機では1.6倍となるため、35mm判換算56mm相当だ。倍率数こそ異なるが、標準画角のレンズとして扱いやすいセットアップである。なお、作例はRAWで撮影し、Lightroomでストレート現像している。
- 作例のサムネイルをクリックすると、リサイズなしのRAW現像画像(JPEG)を別ウィンドウで表示します。
2011/6/16 00:00