フォトアプリガイド

青空めしカメラ(Android)

湯気を追加できる料理写真アプリ

今回紹介する「青空めしカメラ」は、“料理写真”に特化した総合カメラアプリだ。画像の全部、あるいは一部に対してエフェクトを付加できるソーシャル型の画像編集アプリだ。独自のアカウントで、写真を共有することもできる。

価格は無料。試用バージョンは1.4.0。

「青空めしカメラ」を起動したら、まず「写真を撮る」か「ギャラリーから選ぶ」のどちらかをタップする。

「写真を撮る」を選んだ場合、アプリのカメラ機能へと切り替わる。カメラ機能としてはかなり簡略化されており、ストロボのオン/オフ設定しかない。

また、本アプリで利用する画像は1:1の正方形画像に加工される。

撮影が終わる、あるいは画像を選んだら、編集画面へと切り替わる。本アプリの編集画面では、「フィルタ」「明るさ」「湯気」「ぼかし」という4つの編集機能がある。特に面白いのが「フィルタ」だ。

本アプリの「フィルタ」は、「プレーン」や「あつあつ」、「こんがり」「フレッシュ」といった16種類のエフェクトが収録されているが、エフェクト名はどれも料理をイメージしたものになっている。被写体に合わせたフィルタを選ぶことで、より料理の特徴を際立たせられるというわけだ。

「明るさ」は、被写体の明るさをスライダを使って調整できる機能。

「湯気」は、5種類の湯気エフェクトを追加する機能だ。湯気の種類だけでなく大きさも調整できる。ステッカーやスタンプ、テキストなどは画像編集アプリの追加要素としてよくみるが、湯気はなかなかに珍しい。さすが、料理に特化したアプリといったところだろうか。

最後に「ぼかし」を調整したら、本アプリの画像編集は完了だ。ぼかし位置や大きさも自由に調整できるので、必要に応じて利用してみよう。

画像編集が終わったら、「次へ」をタップして保存を行う。その際、「写真を保存してレシピを入力」「写真のみ保存する」という2つの項目が選べるが、本アプリを料理専用の画像編集アプリとして利用するなら「写真のみ保存する」をタップしよう。ソーシャルアプリとしても利用したい場合は、レシピ情報などを入力することになる。

本アプリは“料理を美味しく”撮影するためのカメラアプリだ。起動画面の「料理アーカイブを見る」をタップすれば、過去に自分が保存した料理画像&レシピのほか、他のユーザーがアップした情報が閲覧できる。ソーシャル機能を抜きにしても利用できるため、料理専用のカメラアプリとしても活用できるだろう。

また、1:1の正方形画像に加工されるため、そういう意味ではInstagramをはじめとした正方形画像専用のSNSと相性がよい。回転など、画像編集の基本機能がないという点は気になるが、それは今後のアップデートに期待したいところだ。

飯塚直