写真展

安藤浩子写真展「東京ノート」

(ニコンサロン)

普段東京の町を歩くとき、作者は無個性、無表情で通り過ぎる。受け入れてくれる町もステレオタイプの既視感のある町となる。だが一旦カメラを持って歩くと、町が光を帯びてヴィヴィッドに浮き上がり、行き交う人も個性を持ち、新鮮な東京に変化する。

この巨大都市東京で、どれだけの人がどのような暮らしを送っているのか作者は知らない。でも作者が通った道で出会った物事を記録していくと、東京の一つの「いま」が見えてくる。

それは無限にある東京の表情の一部でしかないが、これからも静かに変化する東京を撮り続けたいと作者はいう。カラー40点。

(写真展情報より)

会場・スケジュールなど

  • ・会場:ニコンサロンbis新宿
  • ・住所:東京都新宿区西新宿1-6-1新宿エルタワー28階
  • ・会期:2015年10月13日火曜日~2015年10月19日月曜日
  • ・時間:10時30分~18時30分(最終日は15時まで)
  • ・休館:会期中無休
  • ・入場:無料

作者プロフィール

1940年神奈川県生まれ。70年に写真集団「群狼」に所属、写真家・大束元氏に師事。写真展に93年「鈍色の旅」(平永町橋ギャラリー)、10年「A kind of Suburb」(ニコンサロンbis新宿)がある。グループ展では群狼展、ウロボロス展に参加している。

(本誌:河野知佳)