Mi-Yeon写真展「Alone and Together」

二十数年前、アンリ・カルティエ＝ブレッソンに魅了されてフランスへ渡って以来、スナップ写真を撮り続けてきた。人間と自然、ものが交差して織りなす光景との出会いを求めて、足まかせに歩いた。

日常には“詩”がひそんでいる。それは閃光のように瞬時に消えてしまうけれど、印画紙の上に立ちあらわれた映像は、時間や空間と関係なく、永遠の生を得て、自らの意志でそこに、そのように、存在しているかのようだ。「Alone」は別々の存在として同じ刻を生きた私と被写体のそれぞれ。そして「Together」は出会いによって生まれた写真のこと。

（写真展情報より）