写真展告知
山口大輝写真展:チャマンガ - 海辺の村
KKAG(東京・東神田)にて 11月11日スタート
2020年11月9日 00:00
両川さんという友人の建築家に誘われ、エクアドルのチャマンガという漁村に行った。「チャマンガで工房を建てる」というプロジェクトを記録するために、ついて行ったのだ。
地震大国に住むものとして、エクアドル地震の被災地がどのような現状なのか、少しでも支援したい気持ちがあった。
初めてのエクアドル 、初めての南米。
大きな不安を抱えつつ、日本から移動することほぼ 1 日。
そこは、人々が自分たちで建てた小屋に住んでいるような村であった。
人生で経験した中で、おそらく一番の田舎である。
支援の手によって建てられた被災住宅などもあったが、村の中にはバラック小屋のようなものが数多くあり、その地域の現状が伺えた。両川さんと連れ歩き、チャマンガの街を隅から隅まで歩いて回った。これらの写真は、その記録である。
人々は逞しく、そして懸命に生きていた。
山口大輝
2016年4月、南米エクアドル西部でマグニチュード 7.8 の大地震が発生し、少なくとも死者660人、負傷者1万7000人という甚大な被害をもたらした。小さな漁村チャマンガは震災で最も被害を受けた場所の1つ。村内の8割以上の建物が倒壊し、多くの住民は行き場を失った。
新進気鋭のフォトグラファー山口大輝(やまぐちひろき)は、このチャマンガという村に滞在して撮影を敢行。震災で生活の場を奪われた住民たちが、麻薬取引をするギャングの恐怖におびえながらも、互いに協力しあい、元の生活を取り戻そうと逞しく生きる姿を切り取った。
本展では山口大輝が撮影したスナップ写真約20点を展示します。ぜひご高覧ください。
会場
KKAG(Kiyoyuki Kuwabara Accounting Gallery)
東京都千代田区東神田1-2-11 アガタ竹澤ビル405
開催期間
2020年11月11日(水)~11月28日(土)
開催時間
15時00分~21時00分(最終日は18時00分まで)
休廊
日曜日、月曜日、火曜日
作者プロフィール
1994年生まれ。
雑誌、アーティスト写真、ドキュメンタリーなどで活動。ユーモアを交え、日常の風景を切り取る写真を得意とする。また、被写体とのコミュニケーションを大切にし、それによって生まれる幸福な一瞬を捉える。クマ財団2・3期。
2019年8月に開催された「SHIBUYA / 森山大道 / NEXT GEN」では次世代クリエイター代表として森山大道氏と展示を行った。
個展「BETWEEN THE MOON AND THE CLOUDS」zakura (2017)
個展「They sat on a park bench and began talking.」エディオン・蔦屋家
電広島(2018)
個展「PARIS-BETWEEN THE MOON AND THE CLOUDS」阪急西宮(2019)
グループ展「KUMA EXHIBITION 2019」(2019)
グループ展「SHIBUYA/森山大道/NEXT GEN」(2019)