写真展告知

夏目安男写真展:ユメノシマ

日比谷まで海だった東京湾、江戸時代から2008年までに5,730ヘクタールが埋め立てられました。これは千代田・中央・港・新宿の4区を合わせた面積に匹敵します。島の名の付いた佃島、夢の島などだけでなく、晴海、豊洲、新木場、中央防波堤なども埋立地なのです。東京湾岸の埋立地は橋で結ばれた「ユメノシマ」として、時代の「夢」を託されドラマチックに変容を重ねてきました。オリンピック建設、築地の豊洲移転を機に、埋め立てで生まれた東京湾岸地帯「ユメノシマ」は今、その姿を大きく変えようとしています。

晴海、海に向かって続く白い壁。葛西、渚に打ち上げられたエイ。中央防波堤、コンテナターミナルで首をうなだれじっと海を見つめるキリン。豊海、超高層ビル群の谷間で瞑想する人……。

新しい「夢」は「ユメノシマ」をどのように変え、どんな吉夢をもたらすのでしょうか。

東京湾岸、「ユメノシマ」の今を追ってみました。

出展作品数:カラー約46点

写真展情報

オリンパスギャラリー東京

開催期間

2019年7月12日(金)~7月17日(水)

開催時間

11時00分~19時00分(最終日は15時00分)

所在地

東京都新宿区西新宿1-24-1 エステック情報ビル地下1階

休館

木曜日

オリンパスギャラリー大阪

開催期間

7月26日(金)~8月1日(木)

開催時間

10時00分~18時00分(最終日は15時00分)

所在地

大阪市西区阿波座1-6-1 MID西本町ビル

休館

日曜日・祝日

作者プロフィール

1950年生まれ。法政大学卒業。2012年12月株式会社きかんし退職。
「私の通勤日記-新砂・辰巳・夢の島」(2011年アイデムフォトギャラリー「シリウス」)、「市場へ Toward The Market」(2016年アイデムフォトギャラリー「シリウス」)、「草原の風- SERUUN SALKHI」(モンゴル大使館後援、2014年コニカミノルタプラザギャラリーC)。

東京をフィールドワークにまち、ひと、暮らしを取材、撮影。「東京水辺まち」「東京わがまち」「まちの名工たち」「東京 職人 ものづくり」など新聞雑誌に連載。
写真集「ユメノシマ」現代写真研究所出版局。
公益社団法人日本写真家協会(JPS)会員。日本リアリズム写真集団理事。