写真展告知
夏目安男写真展:ユメノシマ
2019年7月5日 07:00
日比谷まで海だった東京湾、江戸時代から2008年までに5,730ヘクタールが埋め立てられました。これは千代田・中央・港・新宿の4区を合わせた面積に匹敵します。島の名の付いた佃島、夢の島などだけでなく、晴海、豊洲、新木場、中央防波堤なども埋立地なのです。東京湾岸の埋立地は橋で結ばれた「ユメノシマ」として、時代の「夢」を託されドラマチックに変容を重ねてきました。オリンピック建設、築地の豊洲移転を機に、埋め立てで生まれた東京湾岸地帯「ユメノシマ」は今、その姿を大きく変えようとしています。
晴海、海に向かって続く白い壁。葛西、渚に打ち上げられたエイ。中央防波堤、コンテナターミナルで首をうなだれじっと海を見つめるキリン。豊海、超高層ビル群の谷間で瞑想する人……。
新しい「夢」は「ユメノシマ」をどのように変え、どんな吉夢をもたらすのでしょうか。
東京湾岸、「ユメノシマ」の今を追ってみました。
出展作品数:カラー約46点
オリンパスギャラリー東京
開催期間
2019年7月12日(金)~7月17日(水)
開催時間
11時00分~19時00分(最終日は15時00分)
所在地
東京都新宿区西新宿1-24-1 エステック情報ビル地下1階
休館
木曜日
オリンパスギャラリー大阪
開催期間
7月26日(金)~8月1日(木)
開催時間
10時00分~18時00分(最終日は15時00分)
所在地
大阪市西区阿波座1-6-1 MID西本町ビル
休館
日曜日・祝日
作者プロフィール
1950年生まれ。法政大学卒業。2012年12月株式会社きかんし退職。
「私の通勤日記-新砂・辰巳・夢の島」(2011年アイデムフォトギャラリー「シリウス」)、「市場へ Toward The Market」(2016年アイデムフォトギャラリー「シリウス」)、「草原の風- SERUUN SALKHI」(モンゴル大使館後援、2014年コニカミノルタプラザギャラリーC)。
東京をフィールドワークにまち、ひと、暮らしを取材、撮影。「東京水辺まち」「東京わがまち」「まちの名工たち」「東京 職人 ものづくり」など新聞雑誌に連載。
写真集「ユメノシマ」現代写真研究所出版局。
公益社団法人日本写真家協会(JPS)会員。日本リアリズム写真集団理事。