福田健太郎写真展：平成・桜・福島

この地が桜の宝庫であると知ったのは25年ほど前。緩やかな起伏が続く丘陵の里山に、見事な一本桜があちらにも、こちらにも。福島県中通り地方はとくに桜が多く、しかもここ数年、加速度的に数が増え続けている。

～大切なものは何なのか 。

ある時を境にして、私は深く考えるようになった。

時代や社会の変化などで変わるものあれば、変わらないものもある。万物が蠢き出す春の季節となれば、桜守りの人々が暮らす風景が恋しくなり、私はこの地を素直に見つめたいと願った。（福田 健太郎）

出展作品数：約35点

写真展情報

オリンパスギャラリー東京

オリンパスギャラリー大阪

作者プロフィール

1973年、埼玉県川口市生まれ。
幼少期から自然に心惹かれ、18歳のとき写真家を志す。
日本写真芸術専門学校を卒業後、写真家 竹内敏信氏のアシスタントに従事。
日本を主なフィールドに、生命に溢れる自然や風景の姿を見つめ続けている。
写真集に「泉の森」、「春恋し-桜巡る旅-」など著書多数。