コンテスト

「第19回 タムロン鉄道風景コンテスト」審査結果が発表

入賞作品をJR大宮駅で上映予定

株式会社タムロンは、「第19回 タムロン鉄道風景コンテスト 私の好きな鉄道風景ベストショット」の審査結果を10月28日(水)に発表した。

定番の鉄道写真に加え、鉄道写真の枠にとらわれない自由な発想の作品で応募できる写真コンテスト。今回はプリント応募を廃止し、Web応募に一本化された。

応募総点数は、前年の104%となる7,636点。応募人数は延べ1,907人で、各部門の総合グランプリなど全45点の入賞作品が選出された。

入賞作品は、JR大宮駅構内のデジタルサイネージで上映される。上映日は「鉄道のまち大宮 鉄道ふれあいフェア」が開催される11月21日(土)と、「おおみや鉄道の日」の2027年3月16日(火)。後者は同年3月末まで上映される予定。

同コンテストは、地域の活性化と鉄道文化・写真文化の振興を目的に2008年から開催。当初の目的において一定の役割を果たしたとの判断から、2027年の第20回をもって終了する。

一般の部 グランプリ【さいたま市長賞】

「輪郭」 奧田孝氏(52歳・兵庫県)

ラインライトが作る新幹線の輪郭のみを残して他の部分を真黒に落とし、高度なアートとして作り込んだ作品です。最後まで強く印象に残りました。ここまで列車を抽象化した表現はかつてなかったと思います。撮影場所は新神戸駅、ホームの蛍光灯で新幹線の輪郭が形成されたとのこと。そして、この写真表現に加えて2両の列車の奏でる響きがつくるリズムがこの作品の持ち味と言えるでしょう。今作の魅力点である黒をここまで表現できたのはデジタル撮影ならではのことです。作品に仕上げる技法に加えて機材の選択にもこだわりを持ってつくられた作品に敬意を表します。

選評

U-18(18歳未満)の部 グランプリ【さいたま市教育委員会 教育長賞】

「あ」日野原庵俐氏(16歳・島根県)

ふつうは正面からズバッと撮ると「どうだ!」とばかりに迫力を強調するような写真になりがちですが、この作品は美しく静かな感じがいいですね。舞台照明のような美しい光の下を静かに雪が舞い落ち、その優しい雰囲気のなかをしずしずと列車が通り過ぎてゆく素敵な情景を見事に切り取ったテクニシャンです。意表を突く短いタイトルも含めて、すべてが作者の感性のなせるわざと言えるでしょう。「一般の部」のグランプリと同様、黒を基調とした落ち着いた表現に魅力を感じます。

選評

ユニーク/ユーモア大賞 【さいたま商工会議所 会頭賞】

「ゴロンと夕涼み」 布施剛氏(52歳・東京都)

三人の審査員が満場一致で大賞に推した作品。タイトルどおり、夕涼み中の猫がゴロンと寝返りを打った瞬間を絶妙なシャッターチャンスで捉えました。鉄橋を通過中の列車をまるで手足を伸ばして掴んでいるように見える面白さもあります。よく見ると口の端から小さく牙が見えているのも可愛い。川辺に素朴な船着き場が見えるところもこの土地の風情を感じさせます。撮られたのは一瞬ですが、猫と作者の時間をかけた触れ合いが感じられる作品です。

選評

入賞作品上映日

  • 2026年11月21日(土)
  • 2027年3月16日(火)~3月末(予定)

上映場所

JR大宮駅構内 デジタルサイネージ
埼玉県さいたま市大宮区錦町630