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徳谷ヒデキ写真展「その先にあるパリ」

(ペンタックスフォーラム)

コンテンポラリーアートに呑み込まれた世界の写真シーンにおいて、撮影対象としての「パリ」というものは、すでに使い古された過去の題材であると評されています。

しかしながら、本作、『その先にあるパリ』は、現代においてパリをスナップした他の多くの写真群とは異なる作品です。

私が表現する「誰が見ても美しいと感じ、人の根本的な美的感覚に直接的に訴える作品」となりえるシーンは、作家がパリを物珍しく眺め、それを主役と感じていては、決して捉えることのできない瞬間です。

- パリに惹かれ、パリに絶望し、それでもパリとの対話を続けたその先にしかないパリ -

これらの作品は、パリを訪れたことのない方の目には、「とてもパリらしい作品」と映るでしょう。そして、パリをよくご存じの方には、「そんなものはどこにもない、嘘のパリだ」と感じられるかも知れません。

ここにあるのは、見たことがありそうで、見たことのないパリ。

パリを舞台とした絶対的に美しいこれらの作品群をお楽しみ下さい。

(写真展情報より)

徳谷ヒデキ写真展「その先にあるパリ」

  • 住所:東京都新宿区西新宿1-25-1新宿センタービルMB(中地下1階)ペンタックススクエア内
  • 会期:2013年2月13日〜2013年2月25日
  • 時間:10時30分〜18時30分(最終日16時まで)
  • 休館:火曜日

(本誌:折本幸治)