ニュース
【CES】キヤノン、ユニークな操作性のWi-Fi搭載機「PowerShot N」など
(2013/1/9 11:33)
Canon USAは2013 International CESにおいて、独創的なコンパクトデジタルカメラ「PowerShot N」を発表。また、無線LAN搭載機など、計4機種を発売する。
いずれも日本での発売は未定。
PowerShot N
薄型コンパクトデジタルカメラの両側を切り落としたかのような、ユニークなデザインの製品。横幅は78.6mm。シャッターボタンやズームレバーなど、本来あるべき主要な操作部が本体になく、すっきりした見た目になっている。
操作ボタンは両側面に搭載。ストラップ取り付け具はEOS Mと同じタイプで、このサイズで両吊りが可能。これまでのIXYやPowerShotには見られないデザインとなっている。
シャッターとズーム操作は、レンズ周囲の2重リングで行なう。回転するリングがズーム、上下方向に押し込めるリングがシャッターをそれぞれ担当。これにより、左手の位置や状態にとらわれない、柔軟な撮り方が可能になっているという。
背面の2.8型液晶モニターにはタッチパネルを採用。また、上下に可動するチルト式となっている。レンズリングによる操作とあわせて、自由な撮影ポジションが期待できる。
また、最近のキヤノン製品と同様のWi-Fi機能を搭載。専用アプリを導入済みのスマートフォンやタブレットに、撮影した画像を転送できる。FacebookなどのSNSへの投稿も可能。Wi-Fiを動作させる専用のボタンを本体に備えた。
撮像素子は1/2.3型CMOSセンサー。有効画素数は1,210万。映像エンジンはDIGIC 5。フルHD動画記録にも対応する。
レンズは焦点距離28-224mm相当(35mm判換算)F3-5.9の光学8倍ズーム。
記録メディアはmicroSDカード。キヤノンではすでに、2012年発売のIXY 1、IXY 3で採用実績がある。
バッテリーは交換式のNB-9L。撮影枚数は約200枚(エコモードで約280枚)。
インターフェイスとしては、USB 2.0端子を装備。AV出力やHDMI出力は非搭載。
外形寸法は78.6×60.2×29.3mm。質量は約195g(CIPA規格規格)。
米国では4月に発売。価格は299.99ドル。
PowerShot ELPH 130IS
無線LAN機能を搭載する光学8倍ズーム機。質感などは、現行モデルならIXY 220Fなどに近い。
撮像素子は1/2.3型の有効1,600万画素CCD。
レンズは28-224mm相当の光学8倍ズーム。最短撮影距離はレンズ前1cm。
液晶モニターは3型46.1万ドット。
記録メディアはSDXC/SDHC/SDメモリーカード。
撮影枚数は190枚(エコモード260枚)。
外形寸法は95.4×56×20.6mm。質量は133g(CIPA規格規格)。
米国では2月に発売。価格は199.99ドル。
PowerShot A2600
DIGIC 4を採用する廉価モデル。PowerShot A2400 ISやPowerShot A2300の流れを汲むスタイリングを採用する。
撮像素子は1/2.3型の有効1,600万画素CCD。
レンズは焦点距離28-140mm相当(35mm判換算)の光学5倍ズーム。最短撮影距離はレンズ前3cm。
3型約23万ドットの液晶モニターを搭載。
記録メディアはSDXC/SDHC/SDメモリーカード。
撮影可能枚数は約220枚(エコモード約300枚)。
外形寸法は97.7×56×19.8mm。質量は135g(CIPA規格準拠)
米国では2月に発売。価格は149.99ドル。