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松本佳子写真展「晴れときどき旅」

(ニコンサロンbis新宿)

仕事に追われた日々から解放され、気楽な仲間たちと訪れた田沢湖の宿は、脱サラした主の夢がいっぱい詰まった手造りのログハウスだった。

木のぬくもりと優しい風が心地よく流れ、東京で生まれ育った作者にとってはここがふるさとのように思えて、いつの間にか作者たちの旅の拠点となった。

東北の旅は袖すり合うも多生の縁。ここを拠点に行く先々で出会ったリンゴ農家のお父さんは、「自分のりんごを美味しいと笑顔で食べてもらえることが幸せ」としゃべり、陸奥湊の働き者イサバのかっちゃ(母ちゃん)から元気をもらうなど、作者はたくさんの良い縁に恵まれた。

陸奥(みちのく)の人々は朴訥だが、内に秘められた強さと温かさに触れることに喜びを感じながら、「今がいちばん! 笑顔がいちばん!」肩の力をぬいて、ゆっくりのんびりと歩いた遊び心と茶目っ気たっぷりの大人旅である。カラー40点。

(写真展情報より)

松本佳子写真展「晴れときどき旅」

  • 会場:ニコンサロンbis新宿
  • 住所:東京都新宿区西新宿1-6-1 新宿エルタワー28階
  • 開催日:2013年1月22日~2013年1月28日
  • 時間:10時30分~18時30分(最終日は15時まで)
  • 休館:会期中無休

(本誌:武石修)