エプソン、“ブルーインク”搭載の写真愛好家向けA3ノビ機「PX-7V」


 エプソンは、A3ノビ用紙に対応したインクジェットプリンター「PX-7V」を9月15日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は6万円代後半の見込み。

PX-7V

 写真愛好家に向けた「プロセレクションシリーズ」の製品。2月に発売したプロセレクションシリーズの「PX-5V」の廉価版という位置づけ。PX-5Vは併売する。

 新たに光沢顔料の「ブルーインク」を採用。従来よりも青部分の色域が広くなり、「抜けるような青空、光り輝く海などの“青”を再現」するとしている。ブルーインクはマットブラックインクとの排他利用で、手動による切替え式となっている。

 加えて、色補正に「ポジフィルム調」(高彩)を新搭載した。「彩度が高く鮮やかで、ポジフィルムのような風合いを実現」するという。ポジフィルム調は、ブルーインク使用時のみ有効。画像毎に解析を行ない、最適な補正を行なうとしている。

 プリント解像度は5,760dpi。インクは8色顔料だが、PX-5Vが採用している「K3顔料インク」ではない。内部機構は「PX-G5300」をベースとしているが、インクタンクはPX-G5300よりも容量を増やした新タイプを採用した。

 引き続き、論理的色変換システム「LCCS」やグロスオプティマイザも搭載する。最小インク滴は1.5plで、マルチサイズドットテクノロジー(MDST)も引き続き採用した。

 有線および無線LAN機能を搭載する。スマートフォン用プリントアプリ「Epson iPrint」にも対応する。

 外形寸法は収納時が622×324×219mm、使用時が622×797×418mm。重量は約12.3kg。




(本誌:武石修)

2011/8/31 12:00