アストロアーツ、「ステライメージVer.6」をアップデート

〜比較明合成に加算オプションを追加。「つなぎ目」を軽減

 アストロアーツは5日、天体画像処理ソフト「ステライメージVer.6」の最新アップデータを公開した。バージョン番号は6.0h。対応OSはWindows 2000/XP/Vista/7。

 新バージョンでは、「コンポジット:バッチ」ダイアログにおいて、比較明合成に加算オプションを追加。合成前に画像を加算し、露出のコマ間のインターバルによって発生するつなぎ目を軽減できるという。また、加算する枚数を変更することで軌跡のコントラストを調整したり、空の明るさを変えることができる。

 上記を含む主な変更点は次の通り。

  • ニコンD5100のNEFファイルについて、「色調整自動」読み込みをサポート。
  • 「コンポジット:バッチ」ダイアログで、「比較明」の合成前に、指定した枚数の画像をリスト順に加算する機能を追加。
  • 「名前を付けて保存」ダイアログで、既存ファイルを選択してファイル名の一部を変更すると、変更後の名前で保存できない点を修正。
  • 「コンポジット:バッチ」ダイアログで、ファイルから追加した画像のパスが長い場合、名前順に並び替えができない点を修正。
  • 「コンポジット:バッチ」ダイアログで、画像ファイルのリスト順を並び替えると、同じ画像が2回コンポジットされたり、使われなかったりすることがある点を修正。

 ステライメージは、96ビットスーパーカラー処理エンジンなどを搭載する天体画像処理ソフト。RAWデータのノイズ除去、色調補正、各種フィルターによる画像処理を行なうことができる。価格は2万9,400円。



(本誌:折本幸治)

2011/7/5 16:37