オリンパス、チルト式モニターの「PEN Lite E-PL3」を開発発表
オリンパスは30日、マイクロフォーサーズ規格のレンズ交換式デジタルカメラ「OLYMPUS PEN Lite E-PL3」を開発発表した。2011年秋の発売を予定する。価格は未定。カラーバリエーションはレッド、シルバー、ホワイト、ブラックの4色。
レッド | シルバー |
ホワイト | ブラック |
ボディ単体のほか、標準ズームレンズ「M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 II R」をセットにしたレンズキット、レンズキットに「M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4-5.6 R」を加えたダブルズームキットを用意する。
M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 II Rとフードを装着したところ | M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4-5.6 Rを装着 |
M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8を装着 |
同社マイクロフォーサーズ機で初めてチルト式の液晶モニターを採用するモデル。撮像素子はE-P3およびE-PM1も採用する有効1,230万画素のハイスピードLive MOSセンサー。1080iのフルHD動画記録にも対応する。映像処理エンジンも同時発表の2機種と同じ「TruePic VI」を採用した。連写速度は従来の3枚/秒から5.5枚/秒に向上したという。
シリーズ初の可動式モニターを採用 | |
AFシステムもE-P3およびE-PM1と同様、「“FAST(Frequency Acceleration Sensor Technology) AF”システム」を搭載。AF時のセンサーを従来の倍速(120fps)で駆動することでAFに必要な映像信号をより速く得られるようにしたという。AFの演算処理スピードや起動レスポンスも向上した。
レッド | シルバー |
ホワイト | ブラック |
ブラック |
アートエフェクト機能はE-P3と同様に「スターライト効果」と「ホワイトエッジ効果」を追加。アートフィルターは「ポップアート」、「ファンタジックフォーカス」、「ラフモノクローム」、「トイフォト」、「ジオラマ」、「ドラマチックトーン」の6種類のアートフィルターとともに利用できる。1回の撮影で複数のアートフィルター画像を生成する「アートフィルターブラケット」も搭載。シーンモード「3D」でもアートフィルターの反映を可能とした。
従来のE-PLシリーズでは「iAUTO」時のみ利用できたライブガイド機能は、P/A/S/Mモード時でもFnボタンで呼び出せるようにした。
記録メディアとバッテリー室 |
フォーカス選択エリアは11点から35点に増加。個々のターゲットサイズを小さくしたことで、きめ細かいピンポイントAFが広範囲で行なえるようにしたという。動く被写体などに対しては、縦3エリア×横3エリアのグループエリア選択によるAFも可能とした。
内蔵ステレオマイク、センサーシフト式の手ブレ補正機構、ダストリダクションシステムも利用可能。ストロボはE-PM1と同様の着脱式を採用した。ガイドナンバーは10(ISO200・m)。RCフラッシュシステムに対応する。
着脱式のストロボを採用。E-PL2はポップアップ式のストロボを内蔵していた | 装着したところ |
アクセサリーとして、水深45mまで利用できるE-PL3専用防水プロテクター「PT-EP05L」も2011年秋に発売予定。価格は未定。
防水プロテクターを装着したところ | LEDライトを点灯できる |
また、E-PM1と共用の本革ボディジャケット「CS-31B」も2011年秋に発売する。価格は未定。カラーはホワイト、ブラック、ブラウン、ライトブラウンの4色。
ホワイト | ブラック |
ブラウン | ライトブラウン |
レッド |
シルバー |
ホワイト |
ブラック |
機種名 | E-PL3 | ||
発売年月 | 2011年秋 | ||
発売時価格(ボディのみ) | 未定 | ||
撮像素子 | 4/3型ハイスピードLive MOSセンサー | ||
有効画素数 | 約1,230万 | ||
感度(拡張設定含む) | ISO200-12800 | ||
手ブレ補正 | センサーシフト式 | ||
液晶モニター | 3型チルト式 | ||
連写性能 | 約5.5枚/秒 | ||
動画(最大) | AVCHD(1,920×1,080、60i) | ||
幅 | 約109.5mm | ||
高さ | 約63.7mm | ||
奥行き | 約37.3mm | ||
質量 | 約265g(本体のみ) |
2011/6/30 14:08