ペンタックスフォーラム、西宮大策写真展「hi mi tsu ki chi」(ひみつきち)


 ペンタックスフォーラムは、西宮大策写真展「hi mi tsu ki chi」(ひみつきち)を19日より開催する。

 東京近郊の少年少女たちは、今も、ナイショで「秘密基地」を作っていた。写真家・西宮大策が2年半の間、子供たちに聞いて回って、探しに探して歩き、ようやく辿り着いた、大切でナイショの場所。「へんてこ」で、「たいしたことのない」、けれども「感動的な」正真正銘、本物の秘密基地の写真群。カラー作品約40点で構成。(写真展情報より)

「今の東京の子供も秘密基地をつくっている」「え?」数年前、友人と交わした根拠のないいつもの無駄話、戯れ言、その場を埋めるための会話。

「子供の基地」という言葉。けれども、その言葉を聞いた時の僕は静かに興奮し、その被写体を見つけるためすぐに動き出しました。

映画のセットのような、どんなに精密な基地が存在するのか。勝手に想像し「基地」を探しはじめましたが、撮りながら、そして写真集を完成し終えて思うことがあります。

ビルとビルの隙間や、ジュースの自販機の陰や、ただ地面に足で線を引いただけでも、本人達にとって「秘密」で、そこに集えば、そこは彼らの大切な空間になりうるということ。

しかも、あっという間に壊されたり壊したり、一瞬で消えてしまうものであるということ。

今回のこの作品から、そこに確かに子供達が存在したということが伝わればうれしく思います。(写真展情報より作者コメントを引用)

  • 名称:西宮大策写真展「hi mi tsu ki chi」(ひみつきち)
  • 会場:ペンタックスフォーラム
  • 住所:東京都新宿区西新宿1-25-1 新宿センタービルMB(中地下1階) ペンタックススクエア内
  • 期間:2011年1月19日~2011年1月31日
  • 時間:10時30分~18時30分(最終日は16時まで)
  • 休館:火曜日
  • 入場:無料

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2011/1/7 18:15