ナショナルジオグラフィック、新シリーズ「アフリカコレクション」
ナショナルジオグラフィックの輸入総販売元マンフロット株式会社は、「NGアフリカコレクション」を9月15日に発売する。
アフリカ大陸でよく見られる「籐かご」から着想したというデザインのシリーズ。バッグ前面のジッパー式ポケットなどをその特徴とする。発売に先駆け、同社は都内で発表会を行なった。
■2010年は“アフリカが注目の年”
マンフロット株式会社代表取締役の川崎剛氏は、ナショナルジオグラフィックブランドのカメラバッグの成り立ちと、これまでの実績について話した。
ナショナルジオグラフィックブランドのカメラバッグは、2006年にイスラエルのカタとのコラボレーションで誕生。歴史と世界観を大事にした天然素材のカメラバッグで、2006年に「アースエクスプローラー」、2009年に「ウォークアバウト」シリーズを発売。“普段使いもできるちょっとおしゃなカメラバッグ”として、日本での販売は3万個を超えるという。
2010年はサッカーのワールドカップ開催などで「アフリカが注目の年」とし、1年半ぶりの新コレクションとなる「アフリカコレクション」を紹介した。
マンフロット株式会社代表取締役の川崎剛氏 | マンフロット バッグ ナショナルジオグラフィックラインマネージャーのシュローミ・ラヴィッド氏 |
マンフロット バッグ ナショナルジオグラフィックラインマネージャーのシュローミ・ラヴィッド氏は、新シリーズのデザインがアフリカ大陸で見る「籐かご」にインスパイアを受けたデザインだと説明。内部やインナーポーチにはエスニックモチーフのライニングを採用し、普段使いや旅行にも適するとしていた。
会場では、アフリカ音楽のバンド「ムクナバンド」が生演奏を披露。メンバーによるアフリカダンスも交え、新製品のお披露目を行なった。
ムクナバンド | アフリカダンスも披露 |
オンボードローラー「NG A6010」は、撮影旅行に向けたスーツケース。カメラ用インナーケースのほか、15.4型のノートPCを収納できるパッド入りポーチが付属する。価格は4万2,000円。サイズは外寸38.5×27×57cm、内寸32×22×51cm。重量は3.7kg。
オンボードローラーNG A6010 | ノートPC用パッド入りポーチとカメラ用インナーケースが付属 |
中型ダッフルバッグ「NG A6120」は、大容量の収納スペースを持つバッグ。ハンドルまたはショルダーストラップで持ち運べる。カメラ用インナーケースが付属する。価格は2万6.250円。サイズは外寸60×38×29.5cm、内寸59×37×28.5cm。重量は1.4kg。
中型リュックサック「NG A5270」は、下段のパッド入りスペースにデジタル一眼レフカメラやビデオカメラを収納できるリュックサック。背面のパッド入りスペースには15.4型までのノートPCを収めることができる。三脚やペットボトルが収まるサイドポーチも装備した。価格は2万6,250円。サイズは外寸31×18×44cm、内寸29×12×25cm。重量は1.1kg。
中型ダッフルバッグNG A6120 | 中型リュックサックNG A5270 |
スリムサッチェルバッグ「NG A2550」は、普段使いを前提としたショルダーバッグ。パッド入りのインナーボックスにカメラ類の収納が可能なほか、パッド入りのスペースに17型までのノートPCを収納できる。手提げハンドルも備える。リアトロリー用のストラップも付属。価格は2万3,100円。サイズは外寸32×17.5×40cm、内寸30×14×38cm。重量は1.1kg。
スリムサッチェルバッグNG A2550 | 内部にパッド入りのスペースを用意。17型ノートPCまで収納できる |
中型サッチェルバッグ「NG A2560」は、15.4型までのノートPCを収納できるインナーポーチが付属する。フロントポケットはメディアやアクセサリー類の取り出しが容易としている。手提げハンドル、リアトロリー用のストラップを備える。価格は2万2,050円。サイズは外寸36×18×30cm、内寸35×14×29cm。重量は1kg。
中型サッチェルバッグNG A2560 | シリーズ共通のカメラ用インナーポーチ |
大型トートバッグ「NG A8240」は、小型一眼レフカメラと小型の交換レンズ1本、または小型のビデオカメラを収納可能な横型トートバッグ。さらに日帰り旅行程度の身の回り品を携行できる。ノートPCは15.4型まで収納可能。メイン開口部はジッパー式。価格は2万1,525円。サイズは外寸45×20×33cm、内寸44×19×32cm。重量は1.1kg。
大型トートバッグNG A8240 | 15.4型ノートPCが入るパッド入りポーチ |
小型リュックサック「NG A5250」は、ストラップの取り付け方によりショルダーバッグとしても使用できるリュックサック。15.4型までのノートPCを収納できるポーチが付属する。価格は1万9,950円。サイズは外寸31×12×42.5cm、内寸29×8×41cm。重量は0.9kg。
小型リュックサックNG A5250 | ショルダーバッグとしても使用できる |
ミディサッチェルバッグ「NG A2540」は、9型ノートPCまでの収納に対応するショルダーバッグ。カメラ用インナーポーチが付属する。リアトロリー用ストラップも備えた。価格は1万4,700円。サイズは外寸28×15×24cm、内寸27×11.5×23cm。重量は0.8kg。
中型トートバッグ「NG A8220」は、開口部がジッパー式の縦型トートバッグ。カメラ用インナーポーチが付属する。前面に3つのジッパー式ポケットを装備した。価格は1万4,700円。サイズは外寸35×9×42cm、内寸34.5×8.5×41cm。重量は0.6kg。
ミディサッチェルバッグNG A2540 | 中型トートバッグNG A8220 |
中型ホルスターバッグ「NG A2210」は、小型のデジタル一眼レフカメラおよびコンパクトカメラ、ビデオカメラを収納できるバッグ。内部に2つの仕切りを備える。価格は9,975円。サイズは外寸17×13×20cm、内寸16×11×19cm。重量は0.4kg。
小型ホルスターバッグ「NG A2200」は、小型のデジタル一眼レフカメラおよびコンパクトカメラ、ビデオカメラを収納できるバッグ。内部に仕切りはもたない。価格は7,350円。サイズは外寸12×11.5×14.5cm、内寸10×9.5×13.5cm。重量は0.2kg。
中型ホルスターバッグNG A2210 | 小型ホルスターバッグNG A2200 |
レインケープ「NG A7200」は、格納式のフードを備え、撮影者も頭から被ることができる。NG A5270、NG A5250のほか、ナショナルジオグラフィックブランドのすべての中、小型バックパックに対応するとしている。価格は4,830円。重量は0.2kg。
レインケープNG 7200を着用したところ |
ユーティリティキット「NG A9200」は、バッテリー、充電器、ケーブルなどのアクセサリーの収納に適するというアイテム。旅行時に洗面用品を収納するのにも便利としている。価格は3,990円。サイズは外寸24×6.5×16cm、内寸24×62cm。重量は0.2kg。
ユーティリティキットNG A9200 |
タテ型ポーチ「NG A1212」は、コンパクトカメラもしくは小型ビデオカメラを収納できるショルダーストラップ付きのポーチ。背面にベルトループも備える。価格は3,885円。サイズは外寸9.5×8×13cm、内寸9×5.5×12cm。重量は0.2kg。
タテ型ポーチNG A1212 |
ヨコ型ポーチ「NG A1222」は、高級コンパクトデジタルカメラなどの収納に対応するベルトループ付きポーチ。キヤノン「PowerShot G」シリーズなどにも対応する。価格は3,045円。サイズは外寸12×7.5×9.5cm、内寸11.5×5×8cm。重量は0.1kg。
ヨコ型ポーチNG A1222 |
サッチェルバッグ/リュックサック用レインカバー「NG A2560RC」は、中型サッチェルバッグNG A2560、スリムサッチェルバッグNG A2550、中型リュックサックNG A5270、小型リュックサックNG A5250で使用可能なレインカバー。価格は1,680円。
中・小型ホルスターバッグ用レインカバー「NG A2210RC」は、中型ホルスターバッグNG A2210および小型ホルスターバッグNG A2200専用のレインカバー。価格は1,680円。レインカバーはいずれもバッグから吊るして乾燥させることができるという。
NG A2560RCの使用例。レインカバーはヒモで締める方式 | 中型ホルスターバッグにレインカバーNG A2210RCを装着 |
ほかにも、ナショナルジオグラフィックのアフリカシリーズのほか、「ウォークアバウト」、「アースエクスプローラー」のすべてのショルダーストラップに取り付け可能なショルダーパッド「NG A7300」も1,680円で用意する。
■世界で一番“イケてる”アフリカバッグ
マンフロット バッグ プロダクトマーケティングマネージャーのベリーナ・イスラエル氏は、「籐かごにインスパイアされたデザインは見た目だけでなく機能的。バッグを開けると、アフリカの色が入っている」と話した。
ベリーナ・イスラエル氏 | モデルも巻き込んだアフリカダンスで締めくくった |
また、「どこに行くにも我々のアフリカシリーズは一緒にワイルドライフを連れて行ける。仕事や小旅行に出かける時に“良き友”になるのでは」というコンセプトも説明。同社はアフリカコレクションにおいて、バッグを開けるとアフリカが飛び出してくるようなイメージの広告を展開するという。
「アフリカはライフスタイル」と強調したイスラエル氏は、アフリカコレクションを「世界で一番イケてるアフリカバッグです! めちゃ めちゃ イケてる!」と自ら日本語でもアピールし、同シリーズへの自信を見せた。
※川崎剛氏の「崎」は、本来は異なる漢字で表記しますが、閲覧環境により表示できないため、崎を代用文字としています。
2010/9/1 00:00