パナソニック、防水デジカメ「LUMIX DMC-FT10」を海外発表


 パナソニックは21日、防水コンパクトデジタルカメラ「LUMIX DMC-FT10」を海外で発表した。国内での発売は未定。ただし、メニュー言語に日本語が含まれている。

 国内で3月に発売済の「LUMIX DMC-FT2」と同様に、防水・耐落下衝撃性能を持つ。3mまでの防水機能、-10度までの耐寒性能、1.5mからの落下に耐える耐衝撃性能などを特徴とする。DMC-FT2は防水10m、耐寒-10度、落下耐衝撃2mであることから、DMC-FT2の廉価版と思われる。

 撮像素子は、1/2.33型有効1,410万画素CCDでDMC-FT2と同じ。感度はISO80~6400。超解像技術も搭載する。画像処理エンジンは「ヴィーナスエンジンIV」。最大1,280×720ピクセルのMotion JPEG動画記録も可能。DMC-FT2で採用していたAVCHD Liteでの動画記録には対応しない。

 レンズは35mm判換算の焦点距離35-140mm、F3.5-5.9の4倍ズーム。DMC-FT2は同28-128mm、F3.3~5.9の光学4.6倍ズームだった。最短撮影距離は広角端で10cm、望遠端で50cm。光学式手ブレ補正機構も搭載する。

 液晶モニターは約23万ドットの2.7型TFT。記録メディアはSDXC/SDHC/SDメモリーカード。内蔵メモリーは40MB。電源はリチウムイオン充電池。CIPA準拠の撮影可能枚数は約300枚。

 本体サイズは103×63.5×21.6mm。本体のみの重量は約152g、バッテリーと記録メディアを含む重量は約172g。


(本誌:武石修)

2010/7/21 20:02