キヤノン、ハイブリッドIS搭載の「EF 100mm F2.8 L Macro IS USM」


 キヤノンは、ハイブリッドISを初めて搭載した交換レンズ「EF 100mm F2.8 L Macro IS USM」を10月2日に発売する。価格は12万6,000円。

EF 100mm F2.8 L Macro USM

 角度ブレに加えてシフトブレにも対応した手ブレ補正機構「ハイブリッドIS(IS:Image Stabilizer)を採用する初めてのレンズ。ハイブリッドISを採用した交換レンズについては、7月22日にキヤノンが製品化を予告していた。等倍でのマクロ撮影に対応する。

 マクロ領域での撮影において、撮像面に平行にカメラが動いてしまうシフトブレが大きく影響するところから、角速度センサーに加えて新たに加速度センサーを内蔵。2つのセンサーの情報を融合して、最適な手ブレ補正を行なうという。

 手ブレ補正効果は約4段分。マクロ撮影で被写体に最も近づいた場合でも約2段分の効果があるという。

 また、従来のEF 100mm F2.8 Macro USMに対し、UD(特殊低分散)レンズを採用するなど高画質化を図った。今回はL(Luxury)レンズの仲間入りをしている。レンズ構成は12群15枚。インナーフォーカスは従来レンズから継承。

 最短撮影距離は0.3m。絞り羽根は9枚。円形絞りを採用する。リングUSMを搭載し、フルタイムマニュアル操作にも対応している。

 フィルター径は67mm。本体サイズは77.7×123mm(最大径×全長)、重量は625g。マウント部、スイッチパネル、フォーカスリングに防防塵防滴構造を施したという。

 中望遠マクロレンズとしては珍しく、従来レンズは三脚座に対応することで知られている。新レンズにも専用の「リング式三脚座D(B)」(1万8,900円)を用意する。

 また、マクロリングライト「MR-14EX」を取付けるための「マクロライトアダプター67」も10月上旬に発売。価格は3,255円。

付属の丸形フードリング式三脚座D(B)マクロライトアダプター67

【2009年9月1日】付属フード、リング式三脚座D(B)、マクロライトアダプター67の情報を加えました。
【2009年9月1日】発表会での情報にあわせ、発売日を10月上旬から10月2日に改めました。



(本誌:折本幸治)

2009/9/1 14:20