ニコン、「Capture NX 2」などをD300Sに対応

　ニコンは26日、「Capture NX 2」、「WT-4 Setup Utility」、「Thumbnail Selector」のアップデータを公開した。対応OSはWindows XP/Vista、Mac OS X 10.4.11、10.5.7。それぞれのバージョン番号は下記の通り。

• Capture NX 2 Ver.2.2.2
• WT-4 Setup Utility Ver.1.1.3
• Thumbnail Selector Ver.1.1.3

D300S	Capture NX 2

　共通の更新内容は、D300Sへの対応。Capture NX 2ではD300Sに加えてD3000にも対応したほか、特定の調整を適用した縦位置のRAW画像に対してJPEGまたはTIFFでバッチ処理を実行すると、強制終了する現象を修正した。

　また、Windows版のWT-4 Setup Utilityでは、「画像送信」モードで接続先がPCのとき、接続終了後に開くフォルダを従来バージョンから変更した。具体的には、転送先のフォルダを初期設定にしている場合、従来バージョンでは「C:\Documents and Settings\ユーザー名\My Documents\My Pictures\WT-4\{XXXX...}」（フォルダ名はユーザーにより異なる）を開いていたが、最新バージョンでは「C:\Documents and Settings\ユーザー名\My Documents\My Pictures\WT-4\{XXXX... }\DCIM\100ND_D3」を開くようにした（D3で初期状態のとき）。

　Capture NX 2は、ニコンが2008年に発売したRAW現像ソフト。各種収差補正のほか、ピクチャーコントロールなどを施すことが可能。価格は2万円前後。

　WT-4 Setup Utilityは、ワイヤレストランスミッター「WT-4」をOS側で使用できるようにするためのソフト。

　Thumbnail Selectorは、WT-4でネットワーク接続されたカメラの撮影画像を、PCで任意に選択し、確認や転送するためのソフト。最大で5台のカメラの撮影画像を表示する機能のほか、PCからカメラの設定を変更できる機能などを備える。