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GFX100 IIの最新ファームウェアが公開/外部機器とワイヤレス通信時のセキュリティ向上

富士フイルム株式会社は、ミラーレスカメラ「GFX100 II」の最新ファームウェアを10月30日(木)に公開した。バージョン番号は2.40。スマートフォンアプリや外部機器とのワイヤレス通信時におけるセキュリティを強化した。

適用すると、スマートフォンアプリとの接続手順が変更されるほか、カメラの「ワイヤレス通信」の設定メニューが削除される。

アップデート後は、iOS版のFUJIFILM Camera Remoteとの接続が不可となるため、FUJIFILM XAppを使う必要がある。またAndroid版においては、端末のBluetoothバージョンをVer.4.2以降に対応するなど注意点をあらかじめ確認されたい。

<ファームウエアアップデート後の変更点>

  1. カメラとスマートフォンとのペアリング手順が変更になりました。
  2. 撮影設定、動画設定、再生メニューにある「ワイヤレス通信」が削除されました。
  3. セットアップメニューの「操作ボタン・ダイヤル設定」>「ファンクション(Fn)設定」で割り当てられる機能から「ワイヤレス通信」が削除されました。
  4. セットアップメニューの「操作ボタン・ダイヤル設定」>「Fn1 ボタン設定」から「ワイヤレス通信」が削除されました。
  5. セットアップメニューの「ネットワーク/USB設定」>「instaxプリンター接続設定」が削除されました。
  6. 再生メニューの「instaxプリンタープリント」が削除されました。

<ファームウエアアップデート後の注意点>

  1. ネットワークに関する設定と接続方法の変更により、カメラと接続するスマートフォンアプリ(FUJIFILM XApp/FUJIFILM Camera Remote)の両方をセキュリティ強化に対応した最新バージョンに更新いただくことでセキュリティ強度が向上します。なお、以下の組み合わせの場合は従来のセキュリティ強度と変わりません。
    ※カメラのファームウエアが古いバージョンのままで、スマートフォンアプリ(FUJIFILM XApp/FUJIFILM Camera Remote)のバージョンが最新の場合。
  2. ファームウエアのアップデート後、スマートフォンアプリ(FUJIFILM XApp/FUJIFILM Camera Remote)のバージョンが古いままだとカメラとの接続ができなくなります。
    スマートフォンアプリのソフトウエアも最新にバージョンアップしてください。
  3. ファームウエアのアップデート後は、カメラの「ワイヤレス通信」に関わる設定メニューが削除されるため「ネットワーク /USB 設定メニュー」>「接続セット選択」の設定が「標準設定」にリセットされます。接続する外部機器(Frame.io/FTPサーバー等)にあわせて再設定を行ってください。
  4. ファームウエアのアップデート後はデジタルカメラで撮影した画像をinstax™SHARE SP-1/2/3から直接プリントすることができなくなります。instax™SHARE SP-1/2/3を使用して画像をプリントする際はスマートフォンアプリ(FUJIFLM XApp/FUJIFILM Camera Remote)で画像を取り込んでinstax™プリンター専用アプリよりプリントしてください。



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本誌:宮本義朗