幅45cmで2,000Wh級のポータブル電源「DJI Power 2000」

DJI JAPAN株式会社は、外部拡張バッテリーで容量を増やせるポータブル電源2製品を6月10日（火）に発売した。そのうち1機種は、単体で2,048Whを実現している。

両モデルとも、DJI製ドローン用バッテリーの急速充電に対応。別売の充電ケーブルとDJI Power SDC超急速充電機能を組み合わせることで、例えば「Air 3シリーズ インテリジェント フライトバッテリー」であれば、約30分で10％から95％までの充電が可能。

リン酸鉄リチウムイオン電池を採用しており、4,000回の放電サイクル以降でも80％以上のバッテリー容量を維持できるという。AC充電のほか、太陽光充電や車内充電にも対応する。

また、専用のDJI Homeアプリを使えば、リモート操作による電源管理やAC出力のオン/オフなどが行える。

DJI Power 2000

2,048Whの大容量バッテリーを搭載するポータブル電源。最大10個の外部拡張バッテリー（2,048Wh Power Expansion Battery 2000）の接続に対応し、最大2万2,528Whまで拡張できるのが特徴。

バッテリーが切れるまで安定して2,700Wの連続出力を維持できるため、IHクッキングヒーター、電子レンジ、オーブンなど、99％以上の家庭用電化製品に対応できる。

AC電源での充電時は、最大2,200Wの急速充電をサポート。0％から80％までは約85分、満充電までは約114分となっている。

給電目安は、デジタルカメラ118回、ノートPC18回、冷蔵庫40時間、扇風機18時間。

無停電電源装置（UPS）モードも備えており、AC電源から電力供給を受けている本体にAC出力ポートを介して機器が接続されている場合、UPSモードが利用できる。

• バッテリー容量：2,028Wh
• ポート数：AC出力×4、USB Type-C×4（140W×2、65W×2）、USB Type-A×4、SDC×2、AC入力×1
• 太陽光充電：0％から満充電まで約75分（DJI Power 1.8 kWソーラー／車内超急速充電器利用時）
• 車内充電：0％から満充電まで約145分（DJI Power 1kW車内超急速充電器または、1.8kWソーラー／車載用超急速充電器利用時）
• 最大動作高度：5,000m
• 外形寸法：225×448×324mm
• 重量：約22kg
• 価格：25万5,200円

DJI Power 1000 V2

ポータブル電源「DJI Power 1000」のリニューアルモデル。1,024Whのバッテリーを搭載し、最大2,600Wの連続出力に対応。

DJI Power 2000と同様、外部拡張バッテリー「2,048Wh Power Expansion Battery 2000」を接続できる。最大5台の接続で、1万1,264Whまでの拡張が可能。

急速充電を利用した場合は、約80％まで約37分、満充電までの時間は約56分。

給電目安は、デジタルカメラ約59回、ノートPC9回、冷蔵庫約20時間、扇風機約9時間。

• 容量：1,024Wh
• ポート数：AC出力×4、USB Type-C×2（140W×2）、USB Type-A×2、SDC×2、SDC Lite×1、AC入力×1
• 太陽光充電：0％から満充電まで約40分（DJI Power 1.8 kWソーラー／車内超急速充電器または、DJI Power ソーラーパネル アダプターモジュール利用時）
• 車内充電：0％から満充電まで約78分（DJI Power 1kW車内超急速充電器または、1.8kWソーラー／車載用超急速充電器利用時）
• 最大動作高度：5,000m
• 外形寸法：225×448×230mm
• 重量：約14.2kg
• 価格：14万3,000円