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ニコンD4S、D610、D600、D7100、D7000、D90の最新ファームウェアが公開

新しいゆがみ補正データに対応

 ニコンは8月26日、デジタル一眼レフカメラ「D4S」「D610」「D600」「D7100」「D7000」「D90」の最新ファームウェアを公開した。更新内容はD4Sを除き共通で、新しいゆがみ補正データに対応した。

アップデート対象機種のひとつ「D4S」

 詳しい更新内容は次の通り(引用)。

D4S(C:Ver.1.10)の変更内容

  • AF-S NIKKOR 400mm f/2.8E FL ED VRに搭載されているVRモードを「SPORT」にしたときに、「OFF」のときと同じ連続撮影速度での撮影が可能になりました。
  • 128GB を超えるメモリーカードをカメラでフォーマットする際、これまでは FAT32 でフォーマットしていたのを exFAT でフォーマットするようにしました。
  • 動画ライブビュー中にメニュー画面を表示した際、動画撮影ボタンを押すと、メニュー画面が終了して動画ライブビュー画面に戻るように動作を変更しました。なお、動画撮影を行う際は、再度、動画撮影ボタンを押してください。
  • カスタムメニューf1:中央ボタンの機能 にある [再生モード] の [拡大画面との切り換え] において、ライブビュー撮影した画像でも撮影時のフォーカスポイントを中心にして拡大表示するようにしました。ただし、フォーカスポイントは表示されません。
  • カスタムメニューf19:レンズのフォーカス作動ボタン機能 にある [プリセットフォーカスポイント] のヘルプの説明を改訂しました。
  • 下記の現象を修正しました。
    - [撮影メニュー] の [RAW記録] の [画像サイズ] で [サイズS] に設定した際に、カメラに表示される連続撮影可能コマ数(C-REM)の値が、[RAW記録] の [記録ビットモード] によって異なってしまう。
    - Camera Control Pro2使用時に、[画像記録先] を [PC + カード] に設定し、[撮影メニュー] の [副スロット] の機能を [順次記録] にして撮影した場合、主スロットのメモリーカードの空き容量がなくなると、シャッターが切れなくなる。
    - [再生メニュー] の [撮影直後の画像確認] を [する] に設定している際、半押しタイマーがオフの状態で、シャッターを切っても液晶モニターに画像が表示されないことがある。
    - 撮影画像をHDMI出力した場合、1コマ表示モードのときに解像感が足りない状態で表示されてしまう(ただし、拡大表示を除く)。
    - [再生メニュー] の [撮影直後の画像確認] を [する] に設定し、[撮影メニュー] の [自動ゆがみ補正] を [する] にした状態で、撮影直後に画像を自動再生した場合、自動ゆがみ補正が掛かっていないことがある。
    - [再生メニュー] の [撮影直後の画像確認] を [する]、[撮影メニュー] の [自動ゆがみ補正] を [する] に設定している状態で多重露出撮影をすると、記録した画像に自動ゆがみ補正が掛からない。
    - 画像コメントが入力されている画像を [ホワイトバランス] の [プリセットマニュアル] にコピーしても、画像コメントが24文字しかコピーされない。
    - [セットアップメニュー] の [ネットワーク] において [ハードウェアの選択] を [有線LAN] にし、[接続ウィザード] で動作モードを [FTP画像送信モード] にして接続設定をした際に、IPアドレスの設定方法を [自動取得] にした場合、FTPサーバーへのログインが失敗した際に、再度、IPアドレスの自動取得をすると、IPアドレスが「000.000.000.000」となってしまう。
    - [セットアップメニュー]の [HDMI] にある [出力解像度] を [1080p(プログレッシブ)] に設定してHDMI出力する際、フレームレートが30p, 25p, 24pの動画を再生すると、TVのモニター画面が乱れてしまう。
    - IPTCプリセット(IPTC情報)の [Profile] に全角文字が含まれているファイルをカメラに登録する際、IPTCプリセットの内容を確認しようとすると、カメラの操作ができなくなってしまう。
    - [マイメニュー登録] の際に、登録ができない項目が表示されているにも関わらず、「OK」決定 が表示されてしまう。

D610(C:Ver.1.01)、D600(C:Ver.1.02)、D7100(C:Ver.1.02)、D7000(A:Ver.1.04/ B:Ver.1.05)、D90(A:Ver.1.00 / B:Ver.1.01)の変更内容

  • ゆがみ補正データ L:2.000以降に対応しました。
    ゆがみ補正データのL:2.000以降にアップデートするには、カメラのファームウェアを先にバージョンアップする必要があります。

 新しいゆがみ補正データは記事末のリンク先から入手できる。

(本誌:鈴木誠)