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マンフロット、三脚やLEDライトなど取り付け可能なiPhone 5用ケース

 マンフロット株式会社は、iPhone 5用のケース「KLYP」(クリップ)を6月12日に発売する。iPhone 5にLEDライトやミニ三脚を装着可能にするケース。

KLYP、ML240 LED、PIXIミニ三脚の使用例
商品構成

 価格は「MCKLYP5」(KLYP iPhone 5用ケース アタッチメント付き)が4,998円。MCKLYP5にLEDライトが付属する「MKLKYP5」(KLYPケース for iPhone 5 + ML240 LED)が1万1,193円。

 発売済みのiPhone 4/4S用のKLYPをベースに、iPhone 5に対応させた新製品。

 製品にはハードケースに加えアクセサリーシュー付きのスナップアダプター、1/4インチカメラ小ネジ付のスナップ式アダプターが同梱される。これらを使うことで、iPhone 5への照明用ライトの装着や、三脚への取り付けが可能。

 スナップ式アダプターは、ハードケースの3つのポイントのいずれかに装着して使う。スナップ式アダプターを外した状態でも、ハードケースとして使用できる。

 KLYPケース for iPhone 5 + ML240 LEDには、ハードケース、スナップ式アダプターに加え、LEDライトのML240 LEDが同梱される。採用するLEDの品質にこだわり、撮影用として最適な色温度という5,600Kでの発光を特徴とする。ストロボと違い定常光なので、動画記録時にも利用しやすい。

KLYPとML240 LEDの装着例

 KLYPケースとの組み合わせを想定した「PIXIミニ三脚」も発表される。価格は3,570円。発売は6月下旬。

 自由雲台を備えた卓上三脚。KLYPケースのグリップとしても使用できるフォルムを持つ。雲台には切り欠きがないので、通常のカメラを縦位置にすることはできない。事実上、KLYPケースのために用意された製品といえる(KLYPケースはスナップ式アダプターの位置を変えることで、縦・横の切替が可能)。

 マンフロット株式会社の本社で行なわれた製品発表会では、川﨑剛社長がスマートフォンアクセサリー市場についての分析を披露。それによると、2012年に最も売れたアクセサリーのカテゴリーはケースで、さらに高価格帯の製品へのシフトが見られるという。

 発売に合わせ、「Manfrotto iPhonegraphy contest」が開催される。

iPhoneで撮影した作品を募集する「Manfrotto iPhonegraphy contest」を開催

 iPhoneで撮影した作品を募集するコンテストで、第1回の応募期間は6月12日〜7月15日(年4回の開催を予定)。最優秀賞1名には、イタリアのデロンギ製コーヒーマシーンが贈られる。

 また、最優秀賞作品(4作品)のうち1作品については、CP+2014のマンフロットブースで展示するという。

 第1回目のテーマは「あなたのイタリア」。マンフロットがイタリアのブランドであること(本社はバッサーノ・デル・グラッパに所在)にちなんだ。イタリアを感じるものなら何でもいいそうだ。

 審査員長を務める写真家の三井公一氏は、iPhoneographerとしても知られる。KLYPの発表会で三井氏は「iPhoneはカメラ。光を意識したり、撮る高さを考えることで作品性が高まる。アプリによる編集もスマートフォンならでは。ふるって応募して欲しい」と語った。

コンテストの審査員長を務める三井公一氏

(本誌:折本幸治)