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トキナー初の手ブレ補正+超音波モーターレンズ、CP+2013で参考出品

 株式会社ケンコー・トキナーは29日、Tokina(トキナー)ブランドにおけるCP+2013での参考出品を発表した。同ブランド初の手ブレ補正機構を搭載した交換レンズと、APS-Cセンサー用の超広角ズームレンズ。

 いずれも1月31日からパシフィコ横浜で開幕するイベント「CP+2013」で、実機を展示するという。

AT-X 70-200 F4 PRO FX VCM-S

 トキナー初の手ブレ補正機構を採用した中望遠レンズ。手ブレ補正はシャッター速度4段分。

 さらに、リング型超音波モーターの搭載もトキナーとして初めての採用となる。AFモードでもピントリングを回すとMFになる、フルタイムマニュアル操作が可能となっている。

 35mm判のイメージサークルに対応。焦点距離は70-200mm。開放F値はズーム全域でF4。F2.8ではなくF4としたのは、小型・軽量のためとしている。レンズ構成は14群19枚。

 最短撮影距離は1m。最大撮影倍率は1:3.57。

 外径寸法は82×167.5mm。質量は1,020g。

 なお、昨年のCP+2012でも、トキナーは手ブレ補正および超音波モーター採用の「70-200mm F4」を参考出品している。

AT-X 12-28 F4 PRO DX

 APS-Cセンサーに特化したトキナーDXシリーズの製品。AT-X 124 PRO DXを引き継ぐモデルという。望遠端を24mmから28mmに延長した。35mm判換算での画角は、焦点距離18-42mm相当。開放F値はズーム全域でF4。

 AF-MFをピントリングの前後操作で切り替える「ワンタッチフォーカスクラッチ機構」など、AT-X 124 PRO DXから構造を継承している。

 外径寸法は84×90.2mm。従来の本体サイズそのままのコンパクトさとしている。質量は600g。

(本誌:折本幸治)