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AIがチャットで提案 初心者向け動画編集ソフト「Wondershare Filmora 13」

モデルの近藤千尋さんとYouTuberのコロンボさんが登壇

左から、同社GlobalChiefProductOfficer ShearerWangさん、近藤千尋さん、コロンボさん

株式会社ワンダーシェアーソフトウェアは、動画編集ソフト「Wondershare Filmora 13」の発表会を都内で開催した。

Filmora(フィモーラ)は、シンプルで直感的なUIを特徴とする動画編集ソフト。11月8日に発売した。買い切りとサブスクリプションモデルを用意する。

趣味や副業で動画制作する人が増えている中、ハードルが高く諦めてしまうユーザーも多いとのこと。そんな状況を脱却するために、初心者に配慮した設計を心掛けているという。

動画制作を簡単に行うための工夫として、AIを活用した約20種類の機能を搭載した。チャット形式でAIが編集内容を提案する「AI Copilot編集」や、文字から動画が制作できる「AI動画生成」などがそれに含まれる。

AI Copilot編集
AI動画生成

Filmoraシリーズのユーザー層は個人やクリエイターに加えて、企業での導入も多いという。スライド資料の代用として作業マニュアルの動画化に活用している企業もあるのだそう。

発表会にはモデルの近藤千尋さん、YouTuberのコロンボさんが登壇し、Vlog制作やソフトの新機能を体感した。

普段はスタッフに動画を作ってもらうことが多いという近藤さん。今回はじめて動画作成にチャレンジ。自身が撮影した動画を利用し、Vlogを作りはじめた。

AI機能を体験しながら、テンプレートを元に動画を制作。選んだ動画をはめていくだけの簡単操作で、初心者でも安心して使えると話した。

Vlogの制作時間は10分ほど。出来上がった動画を見て「こんな簡単に動画を作れるならYouTubeの更新頻度が増えそうです」と笑顔を浮かべた。

YouTuberのコロンボさんは、普段からFilmoraを使用してゲーム実況動画などを制作しているという。初めて使用したソフトがFilmoraで、使い勝手がよく今でも使い続けているそうだ。

新搭載の「キーフレーム機能」は、キャラクターなどにワンタッチでスムーズな動きを付けられるというもの。AIなど新たに追加されたさまざまな機能を使えば、クオリティアップと時間短縮に繋がるとコメントした。

キーフレーム機能を披露

日本での販売を開始してから12年目となるという同ソフトウェアだが、国内でも約1,000万人のユーザーがいるという。今後も初心者ユーザーに配慮したソフト設計を続け、多くのユーザーに動画の世界を楽しんでほしいとしている。

本誌:佐藤拓