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CFexpress 4.0に対応したOWC「Atlas Ultra」「Atras Pro」

ファームウェアアップデートで既存製品も4.0に

Atlas Ultra(CFexpress 4.0対応版)

Other World Computing, Inc.は、CFexpress 4.0に対応したType Bカードを10月12日に投入。「Atlas Ultra」「Atras Pro」の2シリーズをAmazon.co.jpで発売した。最大容量は2TB。

PCIe Gen 4をベースにした新規格「CFexpress 4.0」に対応したCFexpress Type Bカード。同規格に対応した製品の発売は、ProGrade Digitalに続く2社目に当たる。

従来のCFexpress 2.0対応の「Atlas Ultra」「Atras Pro」から、転送速度を約2倍に高速化したという。上位モデルの「Atlas Ultra」の場合、最大転送速度は読み出し3,650MB/秒、書き込み3,000MB/秒。最低書き込み速度は1,500MB/秒だ。ただし、性能を引き出すには、CFexpress 4.0に対応したカードリーダーが必要となる。対応の純正カードリーダーは2024年初旬に発売の予定。

低消費電力であることも新製品の特徴。消費電力をCFexpress 4.0で定められた仕様の約3分の1に抑えた。

新カードはカードリーダーなど、CFexpress 2.0対応製品で引き続き使用が可能だ。

なお、従来のCFexpress 2.0版「Atlas Ultra」および「Atras Pro」は、ファームウェアのアップデートでCFexpress 4.0へとアップグレードできるとのこと(読み出し1,850MB/秒、書き込み1,700MB/秒の製品に限る)。アップデートには純正ソフト「Innergize」を利用する。

USB4.0対応カードリーダー(CFexpress 4.0の速度を引き出せる)も、2024年初旬での発売が予定されている。

Atlas Pro(CFexpress 4.0対応版)

Atlas Pro 256GB

  • 価格:2万7,200円
  • 最大転送速度:読み出し3,650MB/秒、書き込み3,000MB/秒、最低書き込み速度800MB/秒

Atlas Pro 512GB

  • 価格:3万2,050円
  • 最大転送速度:読み出し3,650MB/秒、書き込み3,000MB/秒、最低書き込み速度800MB/秒

Atlas Ultra 1TB

  • 価格:9万3,700円
  • 最大転送速度:読み出し3,650MB/秒、書き込み3,000MB/秒、最低書き込み速度1,500MB/秒
本誌:折本幸治