ニュース

回転・速度変化ありのタイムラプスをスマホで撮影…「ACUTER タイムラプスキット」

タイムラプスキットの取り付け例

株式会社サイトロンジャパンは、ACUTER OPTICSの小型自動導入式経緯台「トラバース」用オプションとして、「タイムラプスキット」を9月29日に発売する。価格はオープン。予想価格は税込1万4,000円前後。

自動導入式経緯台「トラバース」(7月4日発売)に取り付けることで、本格的なタイムラプス撮影が行えるようになるキット。

トラバースは、Wi-Fiモジュールを内蔵し、専用アプリ「Acuter Sky」を導入したスマートフォンやタブレットからの操作に対応した経緯台。

鏡筒取り付け部は、アリミゾ式を採用。幅狭アリガタレール(底幅約44mm)を装備した鏡筒の取り付けにも対応する。

本キットの操作には、専用アプリ「Acuter Landsc」を利用。iOS/Androidを採用するスマートフォンやタブレットのほか、macOS 11.0以降を導入したMac(Apple M1以降のチップ搭載モデル)で使用できる。

また、専用アプリ「Acuter Landsc」では、撮影時間、回転方向、回転角度、往復回数、速度調整などの設定が行えるほか、ヘルプに組み立て方および、基本操作をまとめた動画を収録する。

スマートフォンの取り付け可能サイズは、横幅55mm~85mm。質量は約940g。

同社によると、タイムラプス機能に対応したスマートフォンでの使用を想定しており、スマートフォン以外のカメラを搭載すると、アームが思わぬ回転をして、けがや機材の破損につながる恐れがあるとしている。

タイムラプスキット本体
タイムラプスキットの取り付け例
専用アプリ「Acuter Landsc」
飯塚直

(いいづか なお)パソコン誌&カメラ誌を中心に編集・執筆活動を行なうフリーランスエディター。DTP誌出身ということもあり、商業用途で使われる大判プリンタから家庭用のインクジェット複合機までの幅広いプリンタ群、スキャナ、デジタルカメラなどのイメージング機器を得意とする。