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LAOWAの管状マクロレンズに新モデル「Macro Pro2be」

株式会社サイトロンジャパンは、LAOWAブランドの交換レンズ「24mm T8 2X Macro Pro2be(プロチューブ)を9月29日に発売する。店頭予想価格(税込)は3レンズセットが160万円前後、ダイレクトビューモジュールが54万円前後、35°モジュールが60万円前後、ペリスコープモジュールが63万円前後。

細長い管状のフォルムを特徴とするマクロレンズ。従来モデルの「24mm F14 Macro Probe」と「24mm T14 Macro Periprobe」の上位モデルとして訴求する。3種類のレンズを用意し、動物の巣穴や水中、狭い場所など既存のマクロレンズでは撮影が難しかったシチュエーションに対応する。

マウントはArri PLを採用。キヤノンEF、キヤノンRF、ソニーE、ニコン Z 、Lマウント用の変換マウントを用意する。店頭予想価格(税込)は各1万6,000円前後。

従来モデルからの進化点は防水範囲の向上に加えて、光学設計の改良による高画質化などが含まれる。防水機能はレンズ先端から36.6cmまでの範囲で効果を持ち、水中のシーンなどよりスケールアップすることができるという。

ダイレクトビューモジュールは、従来モデルと同じく直管風のレンズ。

ダイレクトビューモジュール

35°モジュールは、先端レンズの角度を35°にしたもの。カメラを水平にしながら傾斜のある撮影が可能なため、近距離で下からあおるような撮影で活用できるという。

35°モジュール

ペリスコープモジュールは、潜水鏡のような形状が特徴的なレンズ。FPVのような映像を制作するのに最適としている。35°モジュールとペリスコープモジュールは360°回転機構を搭載している。

ペリスコープモジュール
使用例

主な仕様

  • レンズ構成:24群33枚(ダイレクトビュー/35°モジュール)、25群34枚(ペリスコープ)
  • 画角:85°
  • 絞り:T8〜40
  • 絞り羽根:10枚
  • 最短ワーキングディスタンス:4mm
  • 最大倍率:2倍
  • フォーカススロー:150°
  • フォーカシング:マニュアルフォーカス(MF)
  • サイズ:約φ30.4×507mm(ダイレクトビュー)、約φ30.4×500mm(35°モジュール/ペリスコープ)
  • 質量:約1,038g(ダイレクトビュー)、約1,024g(35°モジュール)、約1,068g(ペリスコープ)
本誌:佐藤拓