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アドビ、シンプル機能の買い切り版「Photoshop Elements 2023」。写真の一部を動かす“ムービングエレメント”など新搭載
Premiereには“100以上のオーディオトラック”を追加
2022年10月4日 07:00
Adobeは9月29日、画像編集ソフト「Adobe Photoshop Elements 2023」および、動画編集ソフト「Adobe Premiere Elements 2023」を発売した。販売価格はいずれも税込1万9,580円、アップグレード版は税込1万2,980円。また、両方をセットにしたバンドル版も税込2万7,280円で用意。バンドル版では、アップグレード版(税込2万680円)のほか、学生・教職員向け(税込1万2,980円)もラインナップする。
Adobe Elements 2023シリーズは、シンプルで直感的な編集を可能にする新しい「Adobe Sensei」によるAI機能、初心者から上級者までのすべてのユーザーに向けたステップバイステップのガイド付き編集機能を搭載した点が特徴。
新しいコラージュテンプレートやスライドショーテンプレートを用意するほか、Webとモバイルで提供する新しいコンパニオンアプリ(ベータ版、英語版のみ)により、外出先でも写真や動画の表示・作成・共有が可能としている。
どちらも、インストールと起動時間が最大35%高速化し、アプリケーションサイズは45%縮小された。アップルの「M1」を搭載したMacでは、起動時間や動作性能が最大70%向上されるなど、パフォーマンスと安定性が強化されている。
Adobe Photoshop Elements 2023
Adobe Photoshop Elements 2023では、Adobe Senseiの技術を利用し、静止写真の滝や雲などの背景部分を選択することで、動きを追加できるムービングエレメントを搭載。作成した画像・動画は、MP4形式またはGIF形式でSNSにて共有できる。
ガイド付き編集機能として搭載された新機能「のぞき見(ピークスルー)オーバーレイ」機能を使えば、ボケ具合やビネットなどを調節することで、写真に奥行きがあるように見せることも可能としている。
同じく、ガイド付き編集機能として提供する背景の差し替え機能には、最新の背景プリセットを追加。ハートやスターなどのパターンブラシには、新しい20種類のパターンが用意されている。
また、空の置換、かすみの除去、不要なオブジェクトの消去などの編集支援機能を強化。新しく空のオプションが追加されている。
このほか、閉じた目を開く、しかめっ面を笑顔に変える、傾いた顔をまっすぐにする、肌を滑らかにするといった、顔のパーツを調整する機能も強化した。
なお、やってみたい操作や新しい機能など、ガイド付き編集オプションはキーワードタグを使って検索可能。