キヤノン、モバイル端末で高速画像転送できるアプリ「Mobile File Transfer」を6月下旬に公開

キヤノンは、モバイル端末からFTPサーバーに画像を転送できるアプリ「Mobile File Transfer」を6月下旬に無償公開する。対応OSはiOS 14以降。Androidは今後対応する予定としている。

FTP/FTPS/SFTPサーバーへの画像転送に対応するモバイル端末専用のアプリ。スポーツや報道現場のプロフォトグラファー向けとしており、従来の有線接続によるデータ転送とは異なり、モバイル端末を利用することで場所の制約を受けることのないデータ転送を実現できるという。ワークフローの効率化や即時性の面で貢献できるとしている。

画像には、IPTC（国際新聞電機通信評議会）策定の標準規格に基づいて、撮影者やライセンス情報などのメタデータを付加して転送することも可能。また、画像に音声メモを付加する機能や、メタデータの編集機能も有している。

対応カメラは、EOS R5、EOS R6、 EOS-1D X Mark III、 EOS-1D X Mark II。なお、新たに開発が発表されたミラーレスカメラ「EOS R3」については、次バージョン以降で対応していく予定だとしている。

5Gを活用した撮影ワークフローイメージ図