「TIPA WORLD AWARDS 2019」授賞式が開催

2019年に発売された写真・イメージングのカテゴリーに属する製品の中から選ばれる「TIPA WORLD AWARDS 2019」の授賞式が5月20日、都内で開催された。

TIPA（Technical Image Press Association）は、欧州を中心とするカメラおよびビデオ専門誌の団体。TIPAが主催する「TIPA AWARDS」は1991年に創設され、今回で29回目を迎える。カメラ、レンズ、フォトアクセサリーなど40カテゴリーの中から各賞が決定された。

この授賞式は、2010年以降フォトキナと日本で隔年開催されていた。今年はフォトキナで行われるはずだったが、フォトキナの開催中止に伴い、東京での実施となった。

各賞の授与の前に、TIPAのThomas Gerwers会長が挨拶に立った。

「TIPA Awardが始まったのは1990年代初頭、アナログカメラの時代。その後デジタル化を中心に大きなテクノロジーの変革はあれど、最初から40カテゴリーの数に増減はない。今回も40カテゴリーそれぞれの分野で最高の機種を選出した」

「非常に多くのミラーレスカメラが発表された年だった。一方でデジタル一眼レフカメラの新製品が少ないは数十年ぶりのこと」

会場では40カテゴリーそれぞれの受賞発表と、トロフィーの授与が行われた。OM-D E-M1X、Nikon Z、EOS RP、GFX50R、LUMIX S1R、Huawei P30 Proなど大型製品の名が次々と告げられる中、最後はシグマ、パナソニック、ライカ3社によるLマウントアライアンスが「SPECIAL INDUSTRY AWARD」を受賞したことがフィーチャーされた。

シグマ、パナソニック、ライカが締結した「Lマウントアライアンス」がSPECIAL INDUSTRY AWARDを受賞。

シグマとパナソニックからの参加者が壇上でトロフィーを受けとった。

2019年における国内主要カメラ・レンズメーカー（ブランド）ごとの受賞実績は以下の通り。あくまでもカメラとレンズに絞った記載であり、これら以外にもフォトアクセサリーなどから、計40カテゴリーにおよぶ製品が選出されている。

オリンパス

カールツァイス

キヤノン

シグマ

ソニー

タムロン

トキナー

ニコン

パナソニック

富士フイルム

ライカ

リコー