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ソニー、1型ポケットカメラ最新機「RX100 V」を海外発表

315点の像面位相差AF 連写は最高24コマ/秒

ソニーは10月6日、海外でコンパクトカメラ「RX100 V」(DSC-RX100M5)を発表した。日本での発売に関するアナウンスはないが、海外では10月発売を予告しており、価格は約1,000米ドル、約1,200ユーロと予告されている。

定評ある1型コンパクトRX100シリーズの中で、特にAFおよび連写性能をアピールする最新モデル。コンパクトカメラで世界最速のAFスピードや、世界最多のAF測距点数、最速の連写速度を特徴としている。外観イメージや本体サイズはRX100 IVと同様。

AFシステムは像面位相差AFとコントラストAFを組み合わせた「ファストハイブリッドAF」で、フレーム内65%をカバーする315点を配置。連写は最高24コマ/秒を可能とし、コマ間のファインダーブラックアウト時間も短縮した。

新しいフロントエンドLSIチップの採用で高速化、バッファメモリーの拡張、高感度画質の向上を実現したとしている。連続撮影可能枚数はAF/AE追従で150枚。

撮像素子は有効約2,010万画素の1型の積層型CMOSセンサー「Exmor RS」を採用。RX100 IVと同様、DRAMメモリーを一体化している点が特徴。画素加算のない4K動画記録、最高960fpsのスーパースローモーション撮影、高速読み出しで電子シャッターの動体歪みを抑えた「アンチディストーションシャッター」などを継承している。電子シャッター最高速は1/32,000秒で、EV199まで絞りを開けられるという。

レンズは35mm判換算24-70mm相当F1.8-2.8の「ZEISSバリオ・ゾナーT*」でRX100 IVと同様のスペック。ポップアップ式の235万画素EVF、180度チルト対応の液晶モニターもRX100 IVと同様。

Wi-Fi/NFC、カメラ内アプリ「PlayMemories Camera Apps」に対応している。

利便性向上のため、ファイル名の3文字を変更する機能を追加したという。

外形寸法は101.6×58.1×41mm。撮影時重量は299g。サイズはRX100 IVおよびRX100 IIIとまったく同じで、重量はRX100 IVから1g増。

また、RX100シリーズ全モデルに対応するという水中ハウジング「MPK-URX100A」(別売。11月発売・350米ドル)を発売。水深40mの撮影が可能になるという。

18時30分追記:本体重量の表記と、4K動画記録機能の特徴について「画素混合」との誤訳(正しくは画素加算)を修正しました。