岡嶋和幸の「あとで買う」

976点目:電動アシスト自転車で撮影領域の拡大を目指す

パナソニック「XEALT S5」

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムがたくさん入っています。この連載では、フォトライフに関連する製品を中心にその中身をお届けします。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

パナソニック「XEALT S5」

あけましておめでとうございます。本年も「あとで買う」をどうぞよろしくお願いいたします。元旦は私の誕生日ということで、今回もバースデープレゼントとして欲しいものをおねだり。結局は自分で買うしかないのですが、シリーズ『房総ランド』の今後の作品制作であると便利そうと思った製品です。

昨年は江戸川沿いをたくさん歩いたのですが、ロードバイクを楽しむ人たちとすれ違ったり追い抜かれたりしました。でも私の撮影ポリシーは自分の足で稼ぐこと。移動速度が速くなるほど被写体やシーンを見逃す傾向で、ですから撮影のときはできるだけ歩くようにしています。

従来は目的地まで車で移動し、その周辺を歩く感じでしたが、さらに自転車を加えることでより行動範囲を効果的に広げられるのではと考えたわけです。高校生活の3年間は自転車通学でしたが、そのときの愛車はパナソニックのスポーツ自転車。さすがにもう若くはないので、撮影機材を背負って自転車で移動する体力はありません。でもいまは電動アシスト自転車という強い味方があります。

ブリヂストンやヤマハの製品も魅力的なのですが、ここはやっぱりパナソニックだろうということでサイトを覗いてみました。見つけたのが「街も山も軽快に走れるスポーツユーティリティバイク」。デザインはもちろん、機能や性能など私の撮影スタイルにぴったりマッチする感じです。

フレームサイズは390mmと440mmがラインアップされていて、販売価格はどちらも36万円前後。けっしてお手ごろとはいえませんが、カメラやレンズと同じく撮影領域の拡大に役立つアイテムと考えれば手が届きそう。色はメタリックダークグレーとレーザーブルーが選べます。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。