デジカメアイテム丼

中国限定 幻のEOS M2用グリップを試してみた

購入者特典の非売品 汎用ストラップが取り付け可能に

キヤノン中国では、ミラーレスカメラ「EOS M2」の購入者特典プレゼントとして、専用設計の拡張ハンドグリップ(非売品)を用意している。2014年11月から2,000個限定。

EOS Mシリーズの特徴でもあるシンプルでフラットなスタイリングは、日本においては広く好意的に受け入れられている。しかし、嗜好や文化が異なる海外市場では、そのようなスタイルもまた違った捉え方をされることがある。

その一例として、中国市場においては「EOS M2の見た目がレンズ交換式カメラらしく見えない」といった意見が挙げられるという。他社のミラーレスカメラにはグリップのある機種があり、このグリップに対して「本格的なカメラの雰囲気があるのが良い」とする向きもある。

またEOS Mシリーズのストラップ取り付け部は独自のロック機構を採用しており、着脱が容易な反面、対応するストラップが限られることも課題のひとつ。

こうした種々の課題を解決することが、EOS M2用のハンドグリップが開発された背景である。ご縁がありEOS M2用のハンドグリップをお借りできたので、この機会に紹介したい。

EOS M用拡張ハンドグリップ
装着例

拡張ハンドグリップは、カメラの前面、側面、底面をカバーするようなデザインになっている。取り付けは一般的なグリップと同じく、三脚ネジ穴にグリップのネジを締めるタイプ。装着後はカメラ全体が一回り大きくなり、課題となっていた「レンズ交換式カメラらしさ」が補強されている。

実用面ではカメラのホールド性が向上するほか、両側面と底面、前面の一部を覆うことによる保護効果も期待できる。また交換レンズを装着した際は、外観上のバランスが良くなったようにも感じられた。

カメラを支えるフレーム部分はアルミ製。前面とグリップ周辺を覆うパーツはプラスチック製。グリップ部分はゴム素材で、革シボ風のパターンが入った。また、指掛かりをよくするために、グリップの内側はやや凹んだ形状になっている。

底部から三脚ネジ穴で固定する
グリップ部分はゴム素材
手に持ったところ
別アングルから

底面はバッテリー室を覆わないつくりになっており、ハンドグリップを装着したままでもバッテリーと記録メディアの着脱が可能。

側面には縦位置用の三脚ネジ穴を備えるほか、横長のストラップ環も設けた。一眼レフカメラのEOSと同じストラップが使える。一般的なカメラストラップを装着できることで、使用するストラップの選択肢が少ないという課題をカバーしている。

背面
側面には縦位置用の三脚ネジ穴やストラップ環を備える
装着したままバッテリーと記録メディアを扱える
カメラのストラップ取り付け部の外側に、ストラップ環を拡張する
一般的な平紐のストラップを装着したところ
マウントアダプター「EF-EOS M」を装着しても干渉しない

本グリップは中国のユーザーがEOS Mにさらなる「カメラらしさ」を求めた結果生み出されたアクセサリーだが、スタイリングと実用性をバランスよく両立している。

現在は中国限定で展開する購入者プレゼント品であり、非売品。日本でもハンドグリップは1万円に迫る価格の製品が多いので、無料で手に入るアクセサリーとしてはかなり破格な部類に入るのではないだろうか。

まさかの日本展開にも期待したい。

EF-M 18-55mm F3.5-5.6 IS STMを装着
EF-M 22mm F2 STMを装着

(関根慎一)