写真展
桑原弘子写真展「標高1100mの出会い」
(ニコンサロン)
Reported by 本誌:河野知佳(2015/1/29 10:00)
八ヶ岳連峰のなだらかな山麓は美しい高原をなし、都心からのアクセスの良さから、リゾート地として脚光を浴びている。一方で350年以上の昔から、山麓の荒れ地を拓いて耕地とする苦難の歴史を持つ集落がある。
このあたりで稲作に励む人びとの話では、「標高1100m付近が稲作の限界だ」と言う。この地で代々不屈の魂が受け継がれ、今日に至っているかと思うと頭が下がる。
最近の高齢化と若者の土地離れ、農業政策の変化などによって人びとは、「稲作の未来は明るくない」とつぶやく。しかし収穫を目前にした顔は喜びにあふれている。
八ヶ岳山麓の自然の美しさと、標高1100mに暮らす人びととの出会いの撮影は、作者の心に重なる記憶の旅である。カラー38点。
(写真展情報より)
会場・スケジュールなど
- ・会場:ニコンサロンbis大阪
- ・住所:大阪市北区梅田2-2-2ヒルトンプラザウエスト・オフィスタワー13階
- ・会期:2015年2月5日木曜日~2015年2月11日水曜日
- ・時間:10時30分~18時30分(最終日は15時まで)
- ・休館:会期中無休
- ・入場:無料