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テレプラスHDでキヤノンSTMレンズが動作せず
ファームウェア更新で一部対応の見込み
Reported by 本誌:鈴木誠(2015/2/3 15:00)
ケンコー・トキナーは2月3日、テレコンバーター「テレプラス HD 1.4X DGX キヤノンEOS EF/EF-S」および「テレプラス HD 2X DGX キヤノンEOS EF/EF-S」において、キヤノンのSTMレンズが正常に動作しないと告知した。
正常動作しないとケンコー・トキナーで確認されたSTMレンズは次の7本。
- EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS STM
- EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS STM
- EF-S55-250mm F4-5.6 IS STM
- EF-S24mm F2.8 STM
- EF-S10-18mm F4.5-5.6 IS STM
- EF40mm F2.8 STM
- EF24-105mm F3.5-5.6 IS STM
STMレンズは、静かでスムーズなAF動作を特徴とするステッピングモーターを用いたAFレンズ。動画記録やライブビュー撮影に有効としている。2012年から採用製品がある。
上記のうち、以下の3本は現在開発中の新ファームウェアで動作可能となる見込み。ファームウェア更新はメーカーでの対応となり、発送手順などは3月上旬の再告知を予定している。
ファームウェア更新で対応予定のSTMレンズ
- EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS STM
- EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS STM
- EF-S55-250mm F4-5.6 IS STM
なおアップデート後も、X6以前のEOS Kissシリーズでは上記3本のレンズが動作しない場合があるという。
現行のSTMレンズ7本のうち、対応予定の3本を除く4本は、ファームウェア更新後も動作対象外。
テレプラスHDは、新しい光学設計で高画素デジタル一眼レフカメラでの性能向上を目指したというテレコンバーター。発売は2014年12月。価格は1.4Xが税別2万3,000円、2Xが同2万8,000円。HDシリーズはキヤノンEF/EF-S用のみラインナップしている。