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ニコン「D810」で輝点が発生する現象

センサー調整などで対応

 ニコンは8月19日、デジタル一眼レフカメラ「D810」において、長秒撮影時または撮像範囲を1.2xにして撮影した際に、画像に輝点が目立つ場合があると発表した。

D810

 対象の個体については、サービス機関で預かりの上、撮像素子の調整値変更とファームウェアのバージョンアップを行う。これにより、当該現象の発生が低減するという。預かり期間は約1週間。

 また、D810は解像力や鮮鋭感を向上させていることなどから、上記の処置を行っても30秒より長い撮影ではまれに従来製品よりも輝点が目立つ場合があるとする。この場合は、カメラの[長秒時ノイズ低減] 機能を「する」に設定することで、現象をさらに低減できるとしている。

 Webサイトでシリアルナンバーを入力すると、対象個体かどうか確認できる。対象個体の場合は、受付方法が表示される。

 D810は、同社が7月17日に発売したデジタル一眼レフカメラの新製品。新開発となるFXフォーマット(35mmフルサイズ相当)の有効3,635万画素CMOSセンサーを搭載する。光学ローパスフィルターは非搭載。ボディのみの実勢価格は税込34万8,300円前後。

(本誌:武石修)