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PENTAX K-3に「回折補正」が新搭載

最新ファームウェアの機能追加で

 リコーイメージングは7月10日、「PENTAX K-3」の最新ファームウェア(Ver.1.10)を公開した。レンズ補正の機能追加や安定性向上などの変更を含む。

 変更内容は次の通り(引用)。

バージョン1.10の変更内容

  • レンズ補正に「回折補正」を追加しました。
  • デジタルフィルタ各種およびフリンジ補正の処理時間を短縮しました。
  • AWB(オートホワイトバランス)動作について、安定性を改善しました。
  • TAvモード時の露出ブラケットでISOブラケットになるよう変更しました。
  • 全般的な動作安定性が向上しました。

 なお、回折補正に関するPDFマニュアルが別途用意されている。設定方法・使用可能なレンズ・利用可能な条件などを記載。下記リンクのアップデート情報ページから入手できる。

 回折補正は、絞りを絞り込んだ際の回折ボケ(小絞りボケ)を修正するという機能。撮影メニューの「レンズ補正」に項目が加わる。これまではディストーション補正、倍率色収差補正、周辺光量補正が用意されていた。強度はオン/オフのみ。

 PENTAX K-3は、ローパスフィルターレスの有効2,430万画素CMOSセンサーを採用するデジタル一眼レフカメラ。センサーシフト式の手ブレ補正機構を応用してモアレ低減効果が得られるという「ローパスセレクター」を備えている。発売は2013年11月。ボディ実勢価格は税込11万9,800円前後。

(本誌:鈴木誠)