富士フイルム、Xシリーズの体感イベント「X-Night」を開催


 富士フイルムは26日、「FUJIFILM X-Pro1」の発表に合わせ、同社デジタルカメラの「Xシリーズ」を体感できるというイベント「X-Night」を開催した。業界関係者、ブロガー、ファッション関係者などを招いてのパーティイベント。

会場のSHOTO GALLERY

 会場は東京都渋谷区のSHOTO GALLERY。1階には著名人やクリエイターがXシリーズで撮影した写真を展示し、2階には各機種のタッチ&トライコーナーを用意していた。3階はDJブースやドリンクコーナーを用意し、クラブイベントの雰囲気だった。

 Xシリーズ最新モデルのFUJIFILM X-Pro1は、2月18日に発売する同社フラッグシップ機となるレンズ交換式デジタルカメラ。ボディと3本のレンズを同時発売し、店頭予想価格はボディが15万円前後、レンズが各5万5,000円〜6万円前後の見込み。製品の詳細は記事末の関連記事を参照されたい。

2階はタッチ&トライコーナー手に取れるX-Pro1を用意
アクセサリーも用意していたXシリーズが一堂に並ぶ

 18時30分に始まった同イベントは、同会場で昼に発表会が行なわれた関係もあってか、オープン直後はカメラ業界関係者と見られる層が多かった。時間が遅くなるごとにファッション関係やクリエイターと見られる来場者も加わり、一層盛り上がりを増していった。

3階では常にクラブミュージックが流れていたフロアの様子。芸能人の姿もあった

 途中、ステージに富士フイルム電子映像事業部の上野隆氏と写真家の瀬尾浩司氏が登壇。瀬尾氏は、「それぞれの表現者たちがX10(X100)で語る」というテーマのフリーペーパー「X100 FOTO」の撮影を行なった際の印象を「デジタルで(撮影した写真を)伸ばす機会がなかったから楽しかった」と語った。

ステージで催しも行なわれた富士フイルムの上野隆氏(左)と写真家の瀬尾浩司氏(右)
当日来場していた“表現者たち”も登壇したモデルの今宿麻美さん(中央)は、今回の撮影をきっかけにカメラにハマったと話していた

 また、同イベントではパフォーマーによる催しも実施。いずれも「X」をテーマにしたパフォーマンスを行なっていた。“iPadマジシャン”の内田伸哉さんは、X-Pro1の画像が表示されたiPadから実物のカメラを取り出したり、来場者が選んだカードをiPadのカメラで撮影して当てるといったマジックを披露した。

 映像とダンスを組み合わせたパフォーマンスを行なうサカクラカツミさんは、スクリーンに映し出された映像と同期したアクションを披露。迫力のパフォーマンスで会場を涌かせていた。

 続いて登場した“モデル集団”の「QUISS」は、DJプレイとランウェイなどのパフォーマンスを披露。来場者の中には、歓声を送りながら手持ちのカメラやスマートフォンで思い思いに撮影を楽しむ姿もあった。

 同イベントは22時まで開催。会場の模様はUSTREAMで同時中継されていた。




(本誌:鈴木誠)

2012/1/27 14:47