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ソニー、カメラモジュール事業で596億円の減損

ソニー株式会社は4月21日、カメラモジュール事業について計画を見直し、減損596億円を営業損失として計上すると発表した。

2015年度第4四半期での減損判定を行った結果、デバイス分野におけるカメラモジュール事業を減損として計上することとした。将来にわたり、長期性資産の金額を回収できるほどのキャッシュフローが得られないと判断したため。

ちなみに2015年度連結業績見通しは次の通り。売上高および営業収入は約8兆1,000億円で、1月時点の見通しより約2,000億円の増加。営業利益は約2,900億円、当期純利益は約1,450億円。それぞれ1月見通しより約300億円減、約50億円増。

ホームエンタテインメント&サウンド分野やイメージング・プロダクツ&ソリューション分野の費用削減といった増益要因がみられるものの、カメラモジュールの減損を含むデバイス分野の業績悪化と金融分野の金利低下などにより、全体見通しを下方修正した。

(本誌:折本幸治)